ギフチョウ
イエローバンドとノーマルタイプ
長野県北安曇郡白馬村
2023年5月1日、2日
白馬村での4話目はギフチョウになります。
ギフチョウも前話のヒメギフチョウと同じように1週間ほどは、例年より発生時期が早かったようで、個体数もかなり少なくなっていました。
そんな訳で写真を時系列で紹介していきましょう。
ちなみにヒメギフチョウと同じ場所での撮影ですので順番と環境は同じものになります。
先ずは5月1日に標高1000メートル付近で9時頃に撮影しました。
ギフチョウとヒメギフチョウが確認できましたが、林道は崖崩れを起こしている場所な上に、個体数がそれほど多くは無いのでので1時間半ほどで次の場所に移動しました。
蝶屋さんの仲間では有名産地でないので人は居ませんが、標高を上げると新鮮な個体が居るかと登って来ましたが、平地の個体よりは幾分鮮度が良かったと思います。
次は標高900~1000メートル付近です。此処では撮影者を見かけましたが、此処も個体数が多い訳ではありません。
吸蜜植物も花盛りが終わりの為に蝶は直ぐに藪の中に潜り込んでしまうので此処でも昼過ぎに撮影を諦めて移動しました。
此処ではギフチョウよりもヒメギフチョウの方が多かったです。
此方の写真は5月2日に撮影したものです。
標高は780~800メートル付近の蝶の撮影で有名な場所です。
撮影者も多く、此処では茨城県 取手市からのY氏と仲良くなり、此の生息地でのギフチョウの情報を交換しました。
Y氏は昨日に桜の樹でイエローバンドを既に撮影されている事から色々なアドバイスを頂き、この日は此処で1日粘る事に決めました。
次の写真3枚はイエローバンドタイプと呼ばれる個体です。
翅の外縁が全て黄色い毛(縁毛)で覆われ、この地域に何十頭に1頭と劣勢遺伝的に引き継がれて出現する現象です。
3枚目の写真も同じ個体なのですが、頭の方から撮影すると外縁部の黄色は見えにくいです。
参照用に標本で添付すると、下のような個体です。
(ブロ友さん「salt-no-nikki」さんから標本を頂いた飼育累代個体)
野外写真では、運まかせ!
まともな写真とはいきませんでしたが、イエローバンドを見ることが出来て良かったです。
次が長野県への遠征、最終話です。