ヒメギフチョウ 長野県 北安曇郡 白馬村 2022年05月04日 | 昆虫漂流記

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近年は、昆虫だけにとらわれず、自然全体から、
観察する眼を持ちたいと思いますのでよろしくお願いします。

ヒメギフチョウ

長野県 北安曇郡 白馬村

2022年05月04日

(白馬への行程中に大町市内から撮影した、爺ヶ岳(左の双耳峰)と鹿島槍ヶ岳(右の双耳峰))

 

時間経過的には前回の更新ブログの後の行動になります。
鳥の撮影を終わらせて、本来の目的の蝶の撮影場所に移動しました。
場所は白馬村でも南部に位置する某施設内の撮影ポイント。


残雪が残る山を背景にするつもりが桜が目立ちすぎました。残念!

 

朝8時半に到着しましたが、既にカメラマンは7人程が活動中です。

蝶は数頭が飛んでいる様子ですが、予想に反して個体数が少なすぎます。

朝早くて気温がまだ低温の為なのか?

 

時間を有効に使う為、此の待ち時間を使い白馬村の標高が高い場所に移動しました。

標高を上げた場所での交尾済みの雌のヒメギフチョウの姿。

(花に頭を突っ込んでいて、良いシーンに巡り合えない)

 

しかし此処はまだ残雪が沢山残っていて、私が想像していたよりも更に蝶の数が少なく、

おまけにニホンザルが頭上の樹木から樹の新芽を食べて落としてきます。

周囲を見回すと10頭以上の群れの様です。

猿は人を怖がらずに逃げないので熊に出会うより怖いです。

これはダメだわ!それにニホンザルは、何時攻撃してくるのか気を付けないので物騒だわ!


という訳で昼近くにもなれば気温も上がり、朝のポイントが最適な場所になるはずと元の施設内の場所に帰還です。

さて元の撮影場所に戻ってはきましたが、今度は撮影者の数が20人程以上に増えています。
しかし飛んでいる蝶の数は気温の上昇と共に増えていました。

正午前後は蝶も昼休みなのか、少し活動が鈍るのですが、それ以降は活動が盛んになります。

 

ちなみに撮影者の中には、某施設内であるのに足元のカタクリの花や山野草を踏みつけながら、蝶を追いかけて一目散にあっちこっちに走り回る非常識なマナーの悪い撮影者もいましたが、良識ある撮影者から当然の如くに注意を受けていました。
こんな初歩的なマナーである良識無い撮影者が居るから、常識ある撮影者までもが各地で迷惑するのですよね。

蝶なんて、むやみに追いかけなくても花の前で待っていたら彼方から飛んで来て楽しませてくれるでしょう!

周囲には、このように美しい花(春を告げる花)が沢山咲き乱れていますが、蝶の為に、こんな綺麗な花を片っ端から踏みつけてまで撮影する意味合いはないでしょう。


カタクリ

キクザキイチゲ

エンレイソウ

それでは正午頃より此の場所に引き返してから楽しみながら撮影での光景を~!

翅を逆光で透かして撮影してみました。

枝垂れ桜にヒメギフチョウの写真です。

此処からはソロソロ活動を辞めるための最後の吸蜜時間です。要するに晩飯!の時間です。

 

以上お粗末様の写真でした。
 
今回は白馬への往復に26時間かかりました!現地で撮影に使えた時間が12時間だけ!
現地1日滞在だけで信州に来るのは体力的に大変です。
撮影を終えて白馬の「道の駅」の山野草店で母の日が近いのでお土産にシラネアオイを購入しました。
シラネアオイは1属1種の日本特産種で、野外では一目で魅了されてしまう花です。
花が咲いている場所まで時間をかけて歩き撮影は出来ても、持ち帰る事は不可なので身近な場所で手に入れました。
最後は白馬の温泉で汗を流して、夕食を済ませて帰路に~ですが。
帰路は眠くてSAで爆睡してしまい、驚く事に未だ長野県内で1夜を車中で過ごしました。
結局夜が明けて早朝の中央アルプスを眺めてしまいました。
慌てて高速道路をかっ飛び帰りました。
さて今回は色んな撮影者達とお話が出来て色々と教わる事が出来ました。

名刺を交換させて頂いた各方々で京都府左京区のT氏さん、

大阪から来られていたブログ「ダイビングと生き物の写真」のやなぎさん、

そして一番長話をさせて頂いた愛知県一宮市からの72歳のM氏さん。

その他の名刺交換が出来ずにお話をさせて頂いた方々にも、ありがとうございました。