この前のお話は 当ブログ 

「禁煙記 その一」「禁煙記 その二」をご覧ください。

 

売れない役者によくあることですが、

私も大変多くの職種に就いてお金を稼いでいました。

一般事務、ファミレスのフロア、コンビニエンスの棚卸、

コールセンターのオペレーターおよびSV、警備員、和風ウェイトレス、倉庫内作業、食品ライン・・・。

(とはいうものの、同じ職場や職種で長く働いている方もいます。念のため・・・。)

今回のブログを書くに当たっていくつか鮮明に思い出す光景は、

どれも芝居等の現場ではなく、お金を稼ぐために働いている職場に絡んでいます。

例えば、先に書いた仕事の昼休みや、通勤中の光景です。

長期短期織り交ぜて働いていましたが、そんなに転々とはしていないはずなのに、

その光景に絡む職場がどれも違うのです。

おかしいなと思い、職務経歴書を繰ってみると、

「その二」で書いた光景

「雨の日の桜の花びらの間に落ちていたマイルドセブンライト」から、

禁煙実行まで、なんと2年以上を費やしていたことがわかりました。

なんとも・・・、忍耐強いというか、

問題をすぐ解決できないおバカさんというか・・・( ̄_ ̄ i)。

 

 

さて、絶煙の決心をする前の段階は、この回で最後になります。

 

タイトルにも入れさせていただきましたが、

ここから  ドクロドクロ

【閲覧注意】の内容になります。

これから書くことは、非常に非衛生的、

はっきり書いてしまうと、

汚く不潔な行為の描写となります。

読まれる方によっては、

非常に不快感を持たれるのではないかと思います。

しかしながら、ここを飛ばしてしまうと、

絶煙にいたる経過がどうしても表せません(ノ_<)

お読みいただく際は、

そのことを十分ご理解の上、

読み進めていただくよう、

特に、お食事中、

体調不良の方はご注意をお願いいたします。

m(_ _ )mm(_ _ )mm(_ _ )mm(_ _ )m

なお不潔な描写は、文章のみで、

画像はありません。

 

 

 

もしかして、喫煙経験のある方は、

この先私がどうしたかお察しいただいているかもしれません。

 

吸っていないタバコが残っている箱がどうしても見つからなくなってしまったあと、

私が目をつけたのは、吸殻。

つまり シケモク です。

自分のシケモクではなく・・・。

 

ある派遣先の昼休み。

職場の目の前に公園があり、そこのベンチに座って休んでいました。

大きな灰皿が二つ。

吸殻がこんもりと盛り上がっていました。

外のことですから、雨ざらしになっていて、ほとんどは濡れてしまっていましたが、

中には、それほど濡れていない、長い吸殻が数本ありました。

私は、注意深くそれを取り出して、

それに火を付けて吸ったのです。

人が吸ったカスだろうと、捨てられてから時間が経っていようと、

煙草はタバコです(-_-メ。

火を付けて吸うと、タバコの煙と匂いが口の中に広がって、

なんとも言えなくホッとしました。

確かその場で、数本吸った気がします。

もちろん、周りには誰もいませんでした・・・。

 

しかしながら、禁煙ブームもあり、

人目のないところに吸殻がこんもりと盛られている灰皿はそうそうありません。

吸いごたえのありそうなものがたくさんある灰皿があっても、

人目があるから悔しい思いをして諦めたということは、たくさんありました(-"-;A。

 

その次に手を出したのは、道に落ちている吸殻です。

自転車で通勤している途中、前ではなく、道を睨みつけ、

吸殻を探していました。

そして、ちょっと長そうな吸殻を見つけると急停車。

何食わぬ風をして吸殻を拾い、ポケットに入れ、

道に落ちているので、だいたい形が崩れて平べったくなっていたりしていましたが、

その形がさらに崩れないように、大事に取っておき、

休憩時間などに吸っていました。

 

そのようなシケモクに口を付けるときは、

流石にちょっとだけ躊躇していましたが・・・、

まあ、その・・・・・ちょっとだけ、だったのです。

 

 

そんなことを、どれくらい続けていたでしょう。

ある日

「こんなことをしていては、

そのうち私は道に落ちている食べ物に手を付けるだろう」

と思い、

「人間は、堕ちようと思えば多分どこまででも堕ちていけるんだ」

という、白く乾いた想いが浮かびました。

(このときは「人間は」と、

人間全体がそんな素質を持っているのだと不遜にも思っていましたが、

いまは人それぞれ、そうなる人もいれば、ならない人もいる・・・

という認識でおります)

 

o(_ _*)oo(_ _*)o)

 

その想いが浮かんだとき、

とにかくタバコをやめなければ、

と真剣に考えたのです。

 

 

ねー つづく