前回は、マルクス・エンゲルスは、その『共産党宣言』で、

 「Ⅳ 種々の反政府等に対する共産主義者の立場

「共産主義者は、いたるところで、現存する社会的および政治状態にたいするどの革命運動をも支持する。」が、「これらすべての運動において、共産主義者は、所有問題を、それがとる形態の程度が多かろうとも少なかろうとも、運動の根本問題として強調する。」そして「最後に共産主義者は、いたるところで、すべての国々の民主主義的諸党の提携及び協調につとめ」、「自分の見解および意図を秘密にすることを恥と」し、「これまでの全ての社会秩序の

強力的転覆によってのみ、自分の目的が達せられることを、公然と宣言する。支配階級は、共産主義革命におそれおののくがよい。プロレタリアは、共産主義革命において、自分の鎖のほかに失うものはなにもない。彼らが得るべきものは一つの世界である。 万国のプロレタリア、団結せよ!」

 

マルクス/エンゲルス著『共産党宣言/共産主義の諸原理』(20081210日 新日本出版社)

と、

「自分の見解および意図を秘密にすることを恥と」しているのにもかかわらず、なぜ、堂々と「暴力的転覆」と翻訳できないのかを問うた!(「強力的転覆」と訳している理由である!)

 

そして、このような暴力革命政党を支持するのに、多くの人間がその正体を隠している現実を指摘して、「世界で最も卑怯な人々」とさせていただいた。

 

さて同じく、新日本出版社の『共産党宣言』(83頁)「Ⅱプロレタリアと共産主義者」において、「日本国憲法」19条…「思想および良心の自由」の文言と全く同じ「良心の自由」「良心の自由および宗教の自由という理念は…」として使われている事実を指摘させていただく!

おそらく…これは忠実な語訳なのであろう!そうであるならば…

 

 

これは、「個人として尊重される」ことと深く関係しているのである!簡単に言えば、「醜いこころ」は除外されるのである!

 

じつは、…このことは、マルクス・エンゲルス・レーニンの思想と密接につながっているのである!

その特異な「唯物論」から来るところの、現憲法とのすり合わせによるものであることを指摘する日本人は誰もいない!…つづく。