高校時代に友人としていた

「お手紙交換」

について


彼女からの手紙はもう、これでもかってぐらい

たくさん残っていますよ、ええ。

同じ分だけ、私が書いたものがあちらにもあるのか、

と考えると、末恐ろしいったら

ありませんね。


きっと

くだらなくて

恥ずかしくて

ばかばかしくて

ほほえましくて

つっこみどころ満載の

文章たちがどちらの手元にも

眠っているのでしょう手紙


現代の中高校生が携帯のメールに熱中するように

あの頃の私たちは

毎日顔を合わせているのにも関わらず

たくさんの手紙を書いていました。


手紙の内容はちょっとそこにおいておくとして

自分でいうのも何ですが

「手紙」の形態がすごいのです。


ルーズリーフ、レポート用紙、厚紙、テスト・プリントの裏

果ては

解体されたお菓子の箱までが

「紙面」と使われています。

1行しか書けないくらい細い紙をトイレットペーパーのごとく

まるめてあったり、ありとあらゆる形に折ってあったり

これはもう芸術の域に達しているのではないかと

思うのです。


そう、私たちにとって

手紙交換はある種の

闘い

でした。


いかに突飛な内容と形態で相手を出し抜くか

そのことに毎日、毎休み時間

腐心していた気がします。


大人になった今

あの頃の自分の所業を

くだらない

と一蹴してしまうことは

なんだかもったいないような気がしてきました。

ここに書き記すことで

少しでも面白がってくれる人がいれば

それでいいのではないかと

思います。