ケネディ大使「一本松を見て宮沢賢治を思った」

 キャロライン・ケネディ駐日米大使は26日、東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市を訪問し、津波に耐えた「奇跡の一本松」を視察した。

 大使の被災地訪問は、25日の宮城県に続き2日目。視察後、「今回の東北訪問では被災者から力強さと勇気をもらった。一本松を見て、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の詩を思い浮かべた」と述べた。

 大使は、一本松の視察に先立ち、陸前高田市役所などを訪問。市役所前に集まった市民の拍手に手を振って応えていた。

(2013年11月26日13時22分 読売新聞)

「東北の温かい歓迎に感謝」 ケネディ氏所感要旨
2013.11.27
キャロライン・ケネディ駐日米大使が26日、岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」を訪れた際に述べた東日本大震災の被災地訪問の所感の要旨は次の通り。

 震災から3年近くたった今、被災地を訪れ、被災した方々の力強さと勇気をもらうことができ、謙虚な気持ちになった。

 この2日間は決して忘れることができない。米国民に日本の人々、東北の人々が支援に感謝していることを必ず伝える。

いかに多くの仕事が残っているか、友情をつくる機会が多くあるかを伝えたい。多くの貢献が可能だと思う。地域の人々と米国民の関係を構築し、さらに緊密な関係が継続するよう尽力したい。

 今日は「奇跡の一本松」を見た。

(宮沢賢治の)「雨ニモマケズ」の詩を思い浮かべながら、人々が忍耐力と勇気を持って生きていることを心に刻み、多くを学んだ。
それを、私自身が持って帰りたいと思う。東北の人々が温かく歓迎してくれたことに感謝し、再び戻ってくることを楽しみにしている。