インド北部ダラムサラに拠点を置くチベット亡命政府は1月30日から2月2日までの4日間、インドの首都ニューデリーで中国政府によるチベット人弾圧を非難し、国際社会に支援を求める大規模集会を開いた。しかし、集会の直前には、中国・チベット自治区で自治区政府主席に強硬派とされるロサン・ジャムカン氏が選出された。集会の開催中には、チベット僧が中国の裁判所で執行猶予付きの死刑判決を受け、習(しゅう)近(きん)平(ぺい)指導部のチベット政策の転換を期待していた亡命人社会には、失望感が広がっている。

 ニューデリーに5000人

 初日の30日の集会には、亡命チベット人数千人のほか、インド政府のラル・クリシュナ・アドバニ元副首相(85)や最大与党、国民会議派の下院議員2人を含むインド側の出席者ら計約5000人が出席した。

 亡命政府によれば、中国では2009年以来、弾圧に抗議し、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(77)の帰還を求める住民99人が焼身自殺を図り、このうち少なくとも83人が死亡している。