傍聴の市民 賛否が交錯 がれき受け入れ決議
2012年3月12日
東日本大震災で発生したがれきの受け入れを市に求める決議案を可決した北九州市議会の傍聴席では、約30人の市民らが賛否の声を上げた。
「絶対反対!」「賛成!」-。怒号が飛び交い、議場は一時騒然とし、一部の傍聴者は警備員によって退出させられた。
「東京電力が出した汚染物質をなぜ九州で受け入れないといけないのか。市民に説明がないまま、こんなことがまかり通るのか」。市民団体「北九州コドモのミライ」の白水弘美代表(38)は大声で抗議した。
子どもへの放射能の影響を懸念し、神奈川県から北九州市に引っ越してきた30代の主婦は、2人の幼い子どもを連れて傍聴。「子どものためにできる限りの努力はしたいと思って引っ越したのに。乳幼児への影響を優先的に考えるべきではないか」と訴えた。
一方、「賛成」と叫んだ自営業男性(39)は「放射能を浴びていないがれきは、国民みんなで負担を担わないといけない」と話した。
=2012/03/12付 西日本新聞夕刊=