『花のかたち 日本人と桜【近代編】』中西進:著


には他にも、『桜の樹の下には屍体が埋まってゐる』と言った梶井基次郎、芥川龍之介、室生犀星、千家元麿、石川淳、谷崎潤一郎、三好達治、坂口安吾、川端康成、三島由紀夫、大岡昇平、片岡文雄、五島美代子、河野裕子、上田三四ニ、渡辺淳一、岡野弘彦、石原八束、角川春樹、安東次男、などの作家、歌人、俳人が詠んだり描いたりした桜がたくさん紹介されている。
桜について何事かを語らずば日本人にあらずといった様相さえ呈している。これに流行歌で歌われている桜の歌詞を加えればさらに膨大な量になるだろうし、中西氏とはまた違った新たな桜観が発見されるかもしれない。

おわり。


これはつい最近撮った、神田川河畔の桜。