課題図書型 読書会に参加してきました(3回目)
課題図書型 読書会に参加してきました(3回目)
5/10(日)午後3:00~5:00 課題図書『行人 』(夏目漱石)
参加人数は36名で3チームに分かれて実施です。
場所は四谷のルノアール3階会議室です。
主催は 東京読書会 です。
今までの2回は、各自が好きな本を紹介し合う形の読書会でしたが、今回は初めて課題図書のある読書会に夫婦で行ってきました。
新潮文庫の『行人』を2回通しで読み、もう2回飛ばし読みをして参加しました。
私と妻は違う班になりました。
私は主催者と同じ班で13名いました。
まずは、自己紹介から。
ネームカードを自分の前に置いて、名前・やっていること・好きな作家を話します。
課題図書がある読書会の進め方を知るというのが目的でしたので、私が発言したのは1回だけでした。
皆さんの話した内容をただひたすら書記していました。
主催者の方が進行するわけですが、お一人女性の方が進行を円滑に進める役割を担っているようです。
まずは一通り読んでみた感想を聞いていきます。
大まかな感想は以下でした。
■何が言いたいのかわからない。
■感動して泣いた。
■読んでいて楽しかった。
■筆力がさすがである。
■読みどころや感動するところがわからない。
■一郎にいらいらした。
■1章は楽しかったが、最終的にはあまり好きじゃない。
■最後は投げ出された感じがした。
■一つ一つの情景描写が細かい。
■一郎の感情的なところは人ごとではないと思った。
■人物のキャラクターが面白かった。
ここまでで、約1時間ほど経過していました。
続いて、主催者の方から3つの疑問が投げかけられます。
また、ある女性からも1つの疑問が出ました。
1.一郎は最後どうなるのだろうか?(主催者から)
回答としては、
■発狂する
■病死する
■自殺する
■宗教に入る
■悟る
2.一郎を救うにはどうすれば良いか?(主催者から)
回答としては、
■Hさんが近くにいてあげれば良い
■一郎を叱ってくれる人がいれば良い
■嫂が感情を兄にむき出して行けば良い
■独りで自然の中に住む
■軍隊に入る
■身体を動かす
■農業をする
■心理カウンセリングを受ける
3.夏目漱石の作品の魅力はどこにあるのか?(女性から)
回答としては、
■初期作品はユーモアがあって話も面白い。
■「我輩は猫である」は言葉の渦に巻き込まれる。
■中期以降の作品は文体も変化している。
■「明暗」の文章の緊張感が良い。
4.直は二郎に気が合ったのか?直が一人で二郎の下宿に来たのはなぜか?(主催者から)
回答としては、
■二郎を誘惑しに来た。
■ストレス解消のために来た。
■誘惑に二郎が乗らないことを分かっていて誘惑した。
ここまでで終了15分前くらいになりました。
最後に、年を取ってくると、あるいは年を取ってから大病すると、神の存在を感じるように人間はなってくるのではないかという話になりました。
ある女性の方で、自身の父親が一郎に似ているというお話がありました。
英米文学者で気むずかしだったそうですが、晩年は創作物をして精神の均衡を保っていたのではないかということでした。
晩年に病気になって、神は見守ってくれているということを言い出したとおっしゃっていました。
今回の読書会に参加して思ったのは、
■13名のメンバーで行なうと発言がどうしても浅くなる。
■話す人が偏る。
■命題をどう提示するかはチェアマンの腕次第。
■話を拾ったり深めたりするのもチェアマンの腕次第。
■2時間は短すぎる。
■話し合うのには叩き台が必要ではないか。
■深いところまで読み込んでいる人が発言できず、欲求不満状態で終わってしまうのではないか。
読書会終了後に懇親会が開かれましたが、私たち夫婦は参加しませんでした。
実を言うと、全3回の読書会ともに私は胃が痛くて。。。
1回目は前半ずっと、2回目は後半ずっと、3回目に至っては通しで胃がしくしく痛かったんです。
初対面の人が沢山いると緊張するからなのか。。。精神的に弱いんですねー。
読書会後、夫婦で近くの喫茶店に入って、それぞれの班の様子を1時間ほど話しました。
さらに場所を変えて夕食を取りながら、『行人』の内容や読書会の進め方について2時間ほど話しました。
最後に自宅近くのファミレスでドリンクバーを頼み、『行人』の内容や参加者の意見について3時間ほど話しました。
二人とも読書会だけでは欲求不満状態だったことがわかります。
というか、読書会で話すよりも妻と二人で話していた方が圧倒的に楽しい♪
読書会の参加。。。これからどうしましょうねえ。
5/10(日)午後3:00~5:00 課題図書『行人 』(夏目漱石)
参加人数は36名で3チームに分かれて実施です。
場所は四谷のルノアール3階会議室です。
主催は 東京読書会 です。
今までの2回は、各自が好きな本を紹介し合う形の読書会でしたが、今回は初めて課題図書のある読書会に夫婦で行ってきました。
新潮文庫の『行人』を2回通しで読み、もう2回飛ばし読みをして参加しました。
私と妻は違う班になりました。
私は主催者と同じ班で13名いました。
まずは、自己紹介から。
ネームカードを自分の前に置いて、名前・やっていること・好きな作家を話します。
課題図書がある読書会の進め方を知るというのが目的でしたので、私が発言したのは1回だけでした。
皆さんの話した内容をただひたすら書記していました。
主催者の方が進行するわけですが、お一人女性の方が進行を円滑に進める役割を担っているようです。
まずは一通り読んでみた感想を聞いていきます。
大まかな感想は以下でした。
■何が言いたいのかわからない。
■感動して泣いた。
■読んでいて楽しかった。
■筆力がさすがである。
■読みどころや感動するところがわからない。
■一郎にいらいらした。
■1章は楽しかったが、最終的にはあまり好きじゃない。
■最後は投げ出された感じがした。
■一つ一つの情景描写が細かい。
■一郎の感情的なところは人ごとではないと思った。
■人物のキャラクターが面白かった。
ここまでで、約1時間ほど経過していました。
続いて、主催者の方から3つの疑問が投げかけられます。
また、ある女性からも1つの疑問が出ました。
1.一郎は最後どうなるのだろうか?(主催者から)
回答としては、
■発狂する
■病死する
■自殺する
■宗教に入る
■悟る
2.一郎を救うにはどうすれば良いか?(主催者から)
回答としては、
■Hさんが近くにいてあげれば良い
■一郎を叱ってくれる人がいれば良い
■嫂が感情を兄にむき出して行けば良い
■独りで自然の中に住む
■軍隊に入る
■身体を動かす
■農業をする
■心理カウンセリングを受ける
3.夏目漱石の作品の魅力はどこにあるのか?(女性から)
回答としては、
■初期作品はユーモアがあって話も面白い。
■「我輩は猫である」は言葉の渦に巻き込まれる。
■中期以降の作品は文体も変化している。
■「明暗」の文章の緊張感が良い。
4.直は二郎に気が合ったのか?直が一人で二郎の下宿に来たのはなぜか?(主催者から)
回答としては、
■二郎を誘惑しに来た。
■ストレス解消のために来た。
■誘惑に二郎が乗らないことを分かっていて誘惑した。
ここまでで終了15分前くらいになりました。
最後に、年を取ってくると、あるいは年を取ってから大病すると、神の存在を感じるように人間はなってくるのではないかという話になりました。
ある女性の方で、自身の父親が一郎に似ているというお話がありました。
英米文学者で気むずかしだったそうですが、晩年は創作物をして精神の均衡を保っていたのではないかということでした。
晩年に病気になって、神は見守ってくれているということを言い出したとおっしゃっていました。
今回の読書会に参加して思ったのは、
■13名のメンバーで行なうと発言がどうしても浅くなる。
■話す人が偏る。
■命題をどう提示するかはチェアマンの腕次第。
■話を拾ったり深めたりするのもチェアマンの腕次第。
■2時間は短すぎる。
■話し合うのには叩き台が必要ではないか。
■深いところまで読み込んでいる人が発言できず、欲求不満状態で終わってしまうのではないか。
読書会終了後に懇親会が開かれましたが、私たち夫婦は参加しませんでした。
実を言うと、全3回の読書会ともに私は胃が痛くて。。。
1回目は前半ずっと、2回目は後半ずっと、3回目に至っては通しで胃がしくしく痛かったんです。
初対面の人が沢山いると緊張するからなのか。。。精神的に弱いんですねー。
読書会後、夫婦で近くの喫茶店に入って、それぞれの班の様子を1時間ほど話しました。
さらに場所を変えて夕食を取りながら、『行人』の内容や読書会の進め方について2時間ほど話しました。
最後に自宅近くのファミレスでドリンクバーを頼み、『行人』の内容や参加者の意見について3時間ほど話しました。
二人とも読書会だけでは欲求不満状態だったことがわかります。
というか、読書会で話すよりも妻と二人で話していた方が圧倒的に楽しい♪
読書会の参加。。。これからどうしましょうねえ。