売上目標達成計画 | 本人訴訟日記(以前→過払い金請求日記)

売上目標達成計画

冬期講習開始まであと25日。普通の大手塾ではコマ割りも決まって講習の授業料なども納入済みだったりする。が、12月に入ったというのにこの塾は期間と授業料だけしか決まっていない。案内と申込書は前月に各家庭に郵送済みであるそうだが、まだ一枚も申込書は出ていない



「まず、去年の冬期講習の売上実績を教えてください」
清水さんに聞くと
150万円
えぇぇ!!ちょっと待ってください。生徒数は何人だったんですか?」
「80名かな」
えぇぇ!!今と変わらないじゃないですか!で、今期は250万円なんですか?なぜに100万UP!
「うーん。参加数が少ないんだよねー。一応、70%の参加率で250万はいくことになってるんだけど。。。」



恐ろしいので自分で試算してみる。ふむふむ、確かに70%の参加率で計算すると250万円は行かない数字じゃない。



「わかりました。でもじゃあ、どれくらいの参加率だったんですか?去年は?」
「たぶん50%切ってたんじゃないかなあ」



半数以下。。。(汗



「去年の具体的な数字とかはありますか?」
しばし沈黙。
そして笑みをたたえながら
ない



ないのかよ。。。



「でも、じゃあ、売ってないんですよね?きちんと」
「そうですね。何も言わなくても受験生なんかは申込書持ってくるんで」



あとで聞くとおととしは250万オーバーしていたそう。それは小学生の中学受験と中3が多かったかららしい。今年は中学受験や中3が少ない。単価の安い学年になっている。客層がよかったために売り込まなくても参加してくれていたというのが実情だったらしい。



「じゃあ、今年は高校生を攻略しないとならないですね。高校生の参加はどんなもんでした?」
高校生は全然参加してないです
えぇぇ!!それじゃあ、参加率上がるわけないですよ。そこが問題だな。なんで参加しないんだろう??」
「高校生は個人指導しかないから、先生や教室が足りなくてコマ組むのが無理なんですと三宅さんがいうので」



無理なんでってそれじゃあ絶対目標いくわけがないって。4分の1は高校生なんだから。



「こうしましょう。高校生のクラス授業をやりましょう。そうすれば使う教室も先生も少なくて済む。それに講師料経費も抑えられますよ」
「そうしましょう」



そうしましょうって、最初からそうすればいいのに。それしか方法ないし。。。
かくして冬期講習売上目標達成計画が出来上がった。



まあ、簡単に言うと生徒と母親に各担当講師がアピールをするということ。その手順と期間が計画書に載っていて、それでも参加申込書がでてこない家庭にはあたしが電話で督促をかけるという段取り。たいした計画ではない。その実行のために教室会議を全講師参加の元開くことになった。