父と二人の、初めての大旅行6 | 進展の消化試合

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つれづれなるままに、一人日暮らし、スマホに心もとなく向かいて、記憶にうかぶ、アホな失敗話しなどを、記したるブログなりけり。

これで、この旅行のブログは終わりになります。

 

ビジネスホテルから旅館に移った、次の日は

疲れたのか、朝も布団でウダウダしていました。

 

そして、最終日の朝、

やはり、朝早く目が覚めてしまい、散歩に出ることにしました。

何と言っても奈良公園の近くに泊まっているのですから。

父には、「元気やな!」と言われつつ、外に出ると、

京都と違って、森林の近くということで、

湿気の混じった、ピーンと張ったような空気が気持ちいいです。

 

雲の合間から陽が覗きます。

この森林と、芝生の風景はいいものです。

嬉しくなって、あちこち歩き回っていたのですが、

芝生の丘を越えて、下ろうとして…。

水分を含んだ湿地帯みたいな所があり、足を取られてしまい、

尻もちを     つきかけました。

寸前の所で、右手が出て、最悪の状態は何とか泥まみれになるのだけは避けられました。

これを2回!

 

ズボンとジャケットに泥が跳ねあげられてしまい、目立たたないものの、無傷ではありませんでした。

 

芝生は懲りたので、普通の散歩へ。

 

猿沢池から興福寺の五重塔を眺め、

 

浮見堂へ。

 

紅葉が始まっていました。

 

 

考えてみたら、大学に入ってからは、数年の結婚生活を除いて、一人暮らしが長った私は、

実の父とは言え、二人で行動することはなかったので、上手ではないのですよね。

 

父のちょっとした。「連れまわされている」みたいな発言があったりすると、

ムッとしてしまうこともあり、難しいものだなぁと思います。

基本的に、父は、気難しい、頑固な人間ではなく、優しい、いい人なので、

ムッとすることに、嫌悪感を感じてしまいます。

 

やはり、時に、適度な距離を置くのを大切にしないといけないかもしれません。

朝の一人の散歩は、いい気分転換になりました。

 

帰ってから、朝食です。

 

 

 

 

本当は、朝から、ご飯や御粥は苦手なのですが、

せっかくなので、奈良の茶粥をお願いしました。

 

お粥さんも、久しぶりかもしれない。

 

これを食べてから、帰還へ。

高齢の父を長く車に乗せておくのは良くないので、ほぼ、高速を使いました。

とは言え、私は、カーナビを使っての高速走行は不慣れなのですが、

その上、地図をじっと見ている父が、

「そっちに行くんじゃないか?」

という「ナビ」が加わり、当惑しました。

挙句の果ては、今、ここじゃないか?と地図を示してくる。

さすがに、運転しながら見る訳にいかんだろうが!

と強めに言いました。

 

何とか、夕方には家にたどり着きました。

1週間にわたる旅行は、ちょっと無謀だったかも。