京都にある、大仏餅 | 進展の消化試合

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つれづれなるままに、一人日暮らし、スマホに心もとなく向かいて、記憶にうかぶ、アホな失敗話しなどを、記したるブログなりけり。

コロナ禍ですが、
私は人と接する機会がほとんどないので、
気をつけて帰省するつもりです。
そのため、
田舎で1人暮らしをしている父がお世話になっている方々にお土産を買いに、甘春堂という和菓子屋さんに行きました。

子どもの頃は、甘いものが好きでしたが
酒を飲むようになってからは苦手になりました。

ところが、
この甘春堂さんの大仏餅は、
1回食べてから、
すっかり、はまってしまいました。
ただ1個以上は食べられませんが。

そもそも、なぜはまったかというと、
森浩一氏の 
『京都の歴史を足元からさぐる』
という本を手に京都を巡っていますが、
そこに、この大仏餅が載っていて、
ためしに食べたのが最初です。


この餅は、江戸時代初期からの名物で、
滝沢馬琴も紹介しているとか。
ちなみに、
奈良の大仏より巨大な木造の大仏が、
京都にありました。
豊臣秀吉が、
刀狩りの理由に、
取り上げた刀などをクギにして造ったものです。
大仏は、
いろいろあって現在は残っていませんが、
『餅は残った』のです。


お土産用のお菓子を包んでもらっている間、
店先でお茶を出してくれるので、
1個の大仏餅を購入、
1食べさせてもらいました。





家で食べろ!
と思うでしょうが、
喫茶スペースがあるのです。

それに、
日持ちがしないので、
早く食べた方が美味しいのです。

あんこ は、あさっりとした甘さで、
皮の餅は、柔らかくてモチモチです。

幸せな、冬の、ある日でした。