再び、大原野に出かけました。
前回、載せ忘れた大原野神社の狛犬代わりの鹿です。この神社は、藤原氏が春日大社の分霊を勧請したので、鹿なのでしょう。
目が入っているのが珍しい。
それはともかく、
今回の目的は、善峰(よしみね)寺。
知る人ぞ知る紅葉の名所です。
なら、なぜ私が知るかと言えば、
京都のローカルテレビのKBSで取り上げていたからです。
大原野に、ゆっくりと廻りたいと思っていたので、さっそく出かけました。
ところが、
この寺は山の上にあり、境内は物凄く広く、
また、眺めが抜群にいいのです。
たまたま、来られていたお年寄りが、
お堂に座って、高らかに尺八を吹き初められました。
聴かせていただいているだけで、
山々に響き、とても気持ちが良かった。
1曲が終わったところで、
思わず、拍手してしまったら、
その方も笑顔で応じてくださった。
そのお堂の上から、景色を眺めたら、
そのお年寄りが、まだ、いらっしゃたので、
1枚撮らせてもらった。
とにかく、ここのお寺は、どこにいっても眺めがいいのです。
もっとも、なかなかの坂道ですが。
そして、
頂上には、池もあり、
紅葉も綺麗でした。
さらに、石塔や石仏を彩ります。
『西山門跡』とも言われる寺だけあって、
なかなか落ち着いた雰囲気が各所に漂っています。
このような寺を、今まで、なぜ知らなかったのだろう。
とは言え、
西山の由緒ある寺は、
応仁の乱で焼失していて、
善峰寺も例外ではありません。
それを復興させたのが、
五代将軍徳川綱吉の母桂昌院なそうです。
この桂昌院の父親が、この寺で願掛けをして彼女を授かったとか。
とは言え、
出身を含めて、
いろいろと噂のつきまとう桂昌院ですが、
各地の寺へ寄進したのは確かです。
道楽と言えば、それまでだが、
将軍の生母となった幸運を感謝して、
仏様に帰依した気持ちは本当ではないか？
そのようなことを思った。
人間だから、
勿論、醜い部分もあっただろうけど、
あまりに悪く言われ過ぎているのではないかなと思う。
ともかく、
人が少なく、ゆっくりと見られ
見ごたえのある寺なので
いつか、
また、
来てみたいと思える寺でした。