年長のたろ吉は最後の運動会
いつもの調子でワイワイガヤガヤして終わるのかと思いきや、私の中で衝撃的なことがおきた
（大げさな言い方でごめんね、私の中で雷が落ちたの⚡️）
たろ吉、白組応援団長、リレーアンカー、と中々プレッシャーのある役回りだったにも関わらず、運動会前までいつも通りマイペースでのんきな感じだったから、私も特に気にすることなく応援してるよ〜って感じで当日を迎え…
運動会メインイベント、リレーでそれは起きた。
それまでの流れで、白組は負けていてリレーで逆転を狙うしかないという状況、リレーが始まり暑さや緊張もあったのかバトンミスや転倒など、
最後まで順位のわからない面白い展開だったけど、白組劣勢でバトンはたろ吉にまわり…
今までに見たことのない真剣な表情で、笑顔もなく必死な顔で、全力で走って、走って、走って、走って、走って
だけど、白組は負けてしまった
ゴールした途端、たろ吉の顔が大きく歪んで泣きはじめた、今まで見たことのないような顔で。
怒られて泣いたり、友達とケンカして泣いてるのとは、また違う顔に見えた
おそらく、彼なりに白組を引っ張りたい、盛り上げたい気持ちがあったんだなぁと、勝ちにこだわっていたのが、その姿から伝わってきた
競う意味、勝つ喜び、負ける悔しさ、どうしようもなく涙があふれる気持ち
ただ何となく参加していた幼い頃の運動会とは、まったく違う気持ちでこの日を迎えていたんだなぁ…鈍感な母は、悔し涙流してるたろ吉の顔を見て、痛感、そして泣けた
で、家に帰ってあらためてリレー見たら、悔し泣きして退場になっても立てないたろ吉に、同じ白組の友達が手を差し出して立たせていた
年長さん、みーんな心も体も成長してるんだなってまたまた痛感、そして泣けたっす