こんにちは〜


こちらも

国営放送局発のドラマです



老害の人

時は
コロナウィルスの脅威が
日本に迫りくる2020年

84歳の福太郎(伊東四朗)は
埼玉県にある
ボードゲーム制作会社
雀躍堂の前社長で
社長の座を

娘・明代(夏川結衣)の

婿・純市(勝村政信)に譲ってからも

会社に出没しては居座り

同じ話を繰り返す日々


そんな福太郎に

明代がズバッと物申したお陰で

一時は大人しくなりましたが


近所の老人5人と

会社の中に

〈若鮎サロン〉を開設し……



このドラマ


すっかり

遠い過去の話となってしまった 

コロナ禍に入る直前から

5類になるまでのお話で


ソーシャルディスタンスだの

不要不急の外出禁止だの

入場制限だの


何もかもに

過剰に警戒して

消毒して


改めて観てみると

やり過ぎかも?


でも

それだけ

あの頃の私たちは

未知なるウィルスに

マジでビビっていたな~と

小さい布マスク
トイレットペーパーの買いだめが
懐かしい


私も

コロナ禍の早い段階で

祖母を亡くしましたが


陽性反応が出たため

救急搬送され

病院に到着の30分後に絶命し

誰も遺体に対面出来ず

葬式も出せないまま

人知れず火葬されたので


今でも

祖母の死は

認識出来ていませんが


そうか〜


あれから

4年も経ってしまったんですね



そんな風に

しみじみしつつ


ドラマのテーマとなる

老害』って言葉には

違和感を感じる


私の職場にも

福太郎の様な

お年寄りの方々がいらっしゃって

30年も40年も前の出来事で

不満をぶちまけられますが


そんなん

知らんがな⤵


時間が有り余ってるからなのか

こちらの都合はお構いなく

延々と話し込む


しかも

自分に都合の悪い言葉は

全てシャットアウトして

認めないから

たちが悪い⤵



そんな方々の振る舞いは

確かに

『老害』なのかもしれませんが


なぜ

お年寄りに対してだけ

こんな言葉が生まれたの?


年を取ると『害』になるなんて

世も末だな〜


ちびっ子が

スーパーで走り回ったり

靴のまま椅子に上がったり

所構わず泣きわめいたり

それを止めさせない親たちも

かなり『害』を

撒き散らしてるんだけど


それに対する

言葉がないのが不思議



そんな風に

モヤモヤしながら観ていましたが


1番

難儀だったのは

伊東四朗さんのお芝居で

聴き心地の悪いダミ声

セリフは棒読み

御高齢なので仕方ないけど

他の俳優さん達と

どうしても比べてしまうから

なんだか

観ていて辛かった

 

ストーリーも

もっと福太郎が

迷惑な事をしでかすのかと思ったら

そこまでブッ飛んではなく


婿養子だから

強く言えないのか

純市たちも寛容で

我慢しているように見えなくて


それなのに


スナックで

数滴のウイスキーで酔って

福太郎に絡む純市が

みっともなくて

哀れでした


それでも

三代目を担った社長なのか?って思う



また

福太郎を中心とした

高齢者たちの話に留まらず

その子供たちの事

更には孫の事


エピソードが散らかりすぎて

そのうち

『老害』から離れてしまい


「この生きづらい世の中

頑張り過ぎずにいきましょう」

まとめられた感じがして

なーんだか💦



唯一

心の響いたのが 


母一人子一人で暮らす
明代の友人・里枝(羽田美智子)は
いつも「死にたい死にたい」と言う
母・春子(白川和子)の面倒を
過保護気味にみているのですが

同じような境遇で
母親の死の後
引きこもりになった
秋田に住む
和美(高橋恵子)がこんな事を
「年寄りだから」
「認知症だから」と

勝手に決めつけ

母親の気持ちを無視し
淋しくて
狭い世界に押し込めてしまい

結果
自分までもが
何もない世界に
取り残されてしまった


私も

そうならないよう

両親や姑と

向き合っていかなきゃだし


いつか

私にも訪れる『老後』に

ちゃんと備えておこうと思いました




ドラマ評価

★★☆☆(2.5)

星はちょっとキビシめ💦