アニョハセヨ〜


父と息子の絆が

どんなものなのか

わかったような

まだわからないような?



22年目の記憶

1972年
南北共同声明が発表され
統一ムードに湧く韓国

泣かず飛ばずの
舞台役者・ソングン(ソル・ギョング)は
やっと巡ってきた役も
緊張のあまり
息子・テシクを前にして
台詞が飛んでしまい
大失敗に終わります
そんなソングンに

あるオーディションの話が

それは

北朝鮮の最高指導者

金日成を演じるというもの


厳しいオーディションに合格し

金日成に成り切るため

過酷な訓練を積むうち

役にのめり込み

いつしか自分自身が

金日成だと思い込むように

しかし

金日成を演じる機会がないまま

解散となってしまいます


それから22年後……



この映画


最後の最後まで

理解不能だったのが


ソングンは

首脳会談のリハーサルのため

金日成を演じるよう

訓練されたのですが

そこまでして金日成に

成り切る

必要あった?


完コピした彼で練習して

大統領が本番で

ビビらないようにするため?


リハーサルがあった事は

史実に基づいているらしいけど

やり過ぎ感があって

特訓はコメディに見えてしまう

ここで

ソングンが

もっと狂気の沙汰を見せてくれたら

面白かったのかな〜と


この時はお流れになったけど

それから22年後

再び

会談のチャンスがやって来た時

ソングンは

見事に金日成を演じ切ったのに

韓国の大統領がブチギレて

リハーサルなのに中座してしまう


ほら〜

意味なかった


いや、逆に

ソングンにとっては

金日成を演じきれたから

大成功だったのかもしれない



ってか


22年も経っているのに

裕次郎風のこの方↓↓↓

ほぼ変化なし!

さすがに

これには無理があるだろ〜💦


せめて

白髪にしてほしかった



映画の前半は

ソングンが

金日成になっていく姿が描かれていて


後半からは

大人になった

息子のテシク(パク・ヘイル)目線


ソングンが

あんなことになってから

家族はバラバラになったけど

あの時

購入した家がまだ残っていて


それが
再開発地区にあり
地価が高騰し
土地を売ったお金で
借金を返したいテシクが
実印を探すために
ソングンを引き取る事に
いやいや💦
不動産なんて
負動産になる場合が多くて


未相続で

持ち主不明の

土地や空き家で

国や行政も頭が痛い


テシクのように

再開発で売れるなんて

本当にラッキーだな〜と



そんな風に

ノアールサスペンスかと思ったら

父と息子の

ヒューマンドラマになったり


中途半端な気がして

私には

感想を書くのが難しい作品でした



だけど

父親と息子の関係って

親子と言うより

同志な面がある気がする


私には知り得ない

世界があるんだろうな〜



映画の中で

1番のお気に入りの人は


テシクを見張るために
住み込んだチンピラで
テシクの不在を良い事に
さっさと家を売り飛ばし
飼っていたヤギを抱え
去り際にひと言
テシクに
ソングンの病気を伝え

更に
あのヤギは
ちゃんと飼ってあげている

てっきり
食べちゃったのかと💦

そんなギャップを見せられると

チンピラでも

なんかキュンってなる♡



映画評価

★★☆☆☆

あの組織が〈KCIA〉だったんだ!