こんにちは〜


バカリズムさん原案・脚本の

オムニバス・ショートドラマ


2022年から

放送されていたらしく

こちらは最新作です



ノンレムの窓 2024 春


1話目『有終の美』

定年間近の
刑事の塩原(遠藤憲一)

10年間追い続けた
傷害致死事件の容疑者を
遂に突き止めます
その男の名は
黒田清秀(本郷奏多)

彼の潜んでいる
マンションを特定し
出向こうとした矢先

黒田が

警察署に向かって歩いて来ます

なんと彼は
出頭するために来ていました
自首だと
塩原の手柄にならなくて
なんとか
出頭を阻止しようと説得を始めます
この説得が面白くて
容疑者を
「身内」とまで言う必死さ

かつて日本で
いちばん過酷と言われていた
網走刑務所を見せたり
かつ丼を食べに誘う
更に
刑事らしからぬ事まで言う
もったいない?

そんなやり取りの中
現れたのが
黒田の友人・佐伯(柳俊太郎)
なんと真犯人は佐伯で
黒田は罪を被ろうとしていただけ
10.年間追い続けて
間違っていたなんて
塩原ってポンコツ刑事だった?
と、とにかく💦
真犯人の登場でラッキーな塩原
こらこら〜💦
犯人は
黒田だって決めつけてたじゃん
こーゆー事を
サラッと言う演技が
エンケンさんらしくて
好きだわ〜♡

そして
やっぱり
カツ丼かい!
必死でカツ丼に誘う

塩原は
ベテラン刑事らしく
黒田を説得をし
更に
佐伯は任意同行として
警察署に行く事に

3人が和みながら
カツ丼を食べていると
後輩刑事から塩原に電話が……


このドラマ

二転三転する犯人に
塩原が翻弄される姿が
実に面白かったですが

何より
エンケンさんが
この役にピッタリすぎて
配役が最高でした

2話目『PTA』

関本(松雪泰子)は
息子が通う小学校で
PTA役員をしていますが

〈指名部〉の彼女は
次の役員を探すのが仕事
最低一回は
役割をやる決まりなのですが
そのルールから
上手く逃れ続けている母親が
三井(若月佑美)

銀行の夫を持ち
派遣社員でバリバリ働き
タワマン暮らしの三井のせいで

更に関本は
本部役員になります

そんな中
夫の転勤が決まり
関本は引っ越しするため
新しい役員を選出する事に

未だに
役員をやってないのは
この2人だけ
関本は
どうしても三井に役員をさせたくて
くじ引きではなくて
「PTAを出来ない理由」合戦に

明らかに
離婚して4人の子持ちの
澤田(朝夏まなと)の勝ちなのですが
三井も必死に抵抗

それも虚しく
三井に決まりますが
引っ越しまでの間
一緒に役員をした関本は

三井が
本当に浮気をされていて
しかも相手は自分の母親
派遣先では
パワハラ上司からモラハラを受け
自己肯定感が引くくて
不器用な人だとわかります

だけど
時すでに遅し

三井は
PTA本部に引き込まれます……
懐かしの『パプリカ丸かじり』


このドラマ

全国で抱える学校問題の1つで
私も
本部役員をやっていたので
他人事には思えなかったです

子供が何人もいる家庭にとっては
役員を
何回も何年も
やらなければならないから
敬遠する気持ちもわかります

その上

コロナ禍もあって

PTAは先細りする一方で

遂に
隣の小学校では
PTAの存在自体が
なくなってしまいました

だけど
PTAの役割って
親と先生を繋ぐもので

親にとっては
学校の事をより深く知る
チャンスの場だと思うので
なくなるのはどうかな〜と💦
だけど最近は
個人主義の傾向にあるから
そのうち
PTAってなくなるかもね


でも
バカリズムさんが言いたいのは
きっと
そんな事じゃなくて

全員が
同じ目にあわないと
気が済まなくて
例外を許してなるものか、と
躍起になる親たちへの批判とか

傍から見ただけじゃ
人って
わからないものだよって事だと思う

PTAって
理解不能なくらい
奉仕の精神で動いているから
宗教団体じみているのも
バカリズム風に表現されていて
絶妙でした


  まとめ


どちらも面白かったのですが
私は
1話目の方が好きでした

単純なのに
どんでん返しもあって
私の好きな
コミカルなエンケンさんが見られて
嬉しかったです


ドラマ評価
★★★★☆
このシリーズ、来年もあるかな?