ハロー


遂に

来たよ来たよ〜

最強寒波💦


温暖な西日本のはずなのに

ここは寒冷地で


今年は

塾の送迎があるから

雪は困る〜💦



あなたを抱きしめる日まで

1952年アイルランド

お祭りの日に出会った
ハンサムな男性との
一晩限りの関係により
18歳で未婚の母となった
フィロメテ

強制的に修道院に入れられ
1週間ずっと働き詰めで
息子・アンソニーとは
1日1時間しか会えません
そんなある日

アンソニーが

養子に出されてしまいます


それから50年後


イギリスで

娘のジェーンと暮らす

フィロメテは

彼女に父親違いの兄

アンソニーの存在を明かします


すると

ジェーンは

偶然知り合った

ジャーナリストのマーティンに

アンソニーを探して欲しいと頼みます

政治報道で

テレビ業界から

干されてしまったマーティンは


アンソニー探しについて

記事にするべく

フィロメテと

息子探しを始めますが……

この映画


ジャケットは

明るい雰囲気なので

気軽に観られるかと思ったら

全く違ってました💦



アンソニーは

ブッシュ政権や

レーガン政権で

顧問弁護士をしていたようで


フィロメテは

アンソニーを探す中

「私と暮らしていたら

こんな人生を送れなかった」

悟ります


弁護士になれたという事は

養父母から

ちゃんとした教育を

受けさせて貰えたって事


当時のフィロメテには

とうてい出来なかった事なので

むしろ

養子に出て良かった

・・・と思いきや


だからと言って

アンソニーが

完璧に幸せだった訳ではなくて


実母への思いや

アイルランド人であるという

アイデンティティの目覚めや

ゲイである事を

カミングアウト出来ない葛藤で

辛い日々を送ってきたみたい


だけど

原作には描かれていた

アンソニーの様々な苦悩を


映画では

ほぼスルー


だから

アンソニーが

薄っぺらい存在でした


回想シーンで

アンソニーの事を描いたら

もっと厚みが増したはず



ただ

同じ息子を持つ母親として

アンソニーを探す

フィロメテの姿には泣けました



また

カトリック教会の事は

良くわからないのですが


結婚前の女子が

関係を持つ事は罪であり


ましてや

子供を宿してしまったフィロメテは

教会からすれば

大罪人でしかない


教会のした事を

無宗教のマーティンは

「絶対に赦さない」と怒りますが

フィロメテは「赦す」と言います



このやり取りは

奥が深くて



相手を憎み

赦さないのは

とても簡単な事だし


これまでの怒りや悲しみを思うと

赦すなんて

とうてい出来るはずがない



だけど

カトリックにおいては

神様だけが罪を「赦せる」


神様から「赦し」を得た時

初めて人は

相手を「赦す」事が出来るらしくて


フィロメテは

神様から

赦しを貰っているから

もう罪を背負わなくても良いって事で

全てから解放されたって訳か!



このシーン

なかなか良かったです



結末は

悲しくて切ないものでしたが

フィロメテは

心の安寧を得られて

本当に良かったと

奥の深い映画でした



映画評価

★★★☆☆

私の通勤もひと苦労