こんにちわ〜


だいぶ前に観た映画ですが

なかなか感想が書けなくて💦



きみはいい子

小学校教諭の岡野(高良健吾)は

若い先生だからなのか

子供たちにナメられています

ある児童が
授業中にお漏らしをして
クラスは大騒ぎ
その児童の母親からは
岡野のせいにされられ
学年主任が対応
それ以来
「トイレを我慢しなくても良い」と言えば
授業中にトイレに立つ児童が続出し
学級崩壊の状態に



一方


夫がタイへ単身赴任中の

主婦・雅美(尾野真千子)は

3歳の娘・あやめと二人暮らし


近所のママ友たちと

公園で楽しく過ごしていますが

その中でも

明るくてざっくばらんな

陽子(池脇千鶴)と仲良くなります

また

小学校の近くに住む

一人暮らしのあきこ(喜多道枝)は

認知症ですが

本人はまだ気付いてなく

スーパーで万引き犯として
店員の櫻井(富田靖子)に
引き止められます
この映画


子供たちの

虐待や育児放棄や学級崩壊

高齢者の

認知症や孤独死などの問題を

ギュッと凝縮していて


1つ1つが

とても2時間では

語り切れるテーマではないのに

盛りすぎたのか

尻切れトンボで終わりました



それでも


地域で暮らしていく上で

いつ誰に

助けられるかわからなくて


だからこそ

人との繋がりは大事だと

改めて思わされました


そして


誰しも

かつては子供だったし

大人になったからと言って

完璧な存在ではなくて

間違いも迷いもあるのに


子供の前では

つい

仮面を被ってしまう


そんなの中で

あきこだけは

認知症のせいなのか

子供と同じ目線で

いられたのかもしれません


岡野は

教師の義務からか

5時までは
家に帰るなと言われている児童に
声を掛け
連れ添って帰りましたが

これがもう
いかにも〜な家構えと
見てくれの親
だけど
児童本人からのSOSはなく

雅美から
虐待を受けている
あやめも何も言わない
結局

弱い立場で
何も持たない子供には
親しか頼れなくて

誰かが気付いて
手を差し伸べない限り
救いの道はなく

差し伸べたとしても
しょせんは他人で
親の同意が〜なんて
お役所は建前ばかり

そんな
無限ループ


こんな出口のない問題を
映画にされても
当然ながら
結末もない訳で

さっきも書きましたが
中途半端に終わってしまい
残念でした


だけど
ハッピーエンドなら
美化し過ぎだし
バッドエンドなら
後味が悪過ぎだし

こんな終わり方にしか
出来なかったんだろうな~って
わからないでもない


映画評価

★★★☆☆

だったら映画化しない方が良かったのかも?