電源がなければ何もできないIT技術
  電源がなければ何もできないIT技術者

強い無力感に襲われる・・



巷では、UPS(無停電電源装置)やバッテリーを使用した非常用給電システムが売れているようだが、
これらは、通常時の運転(充電含む)が必要なので、
(日本)全体でみれば、通電時の電力を増やしてしまう可能性がある。

(ネットで言う「ヤシマ作戦」に反することに)

そのUPSも小型の容量のシステムでは、数十分しか運用できない。
システムにもよるが、UPSも「無停電電源装置」というより、
 安全にシャットダウンさせるための、システムと割り切った方がよさそうだ。

ただし、夜間に充電して、ピーク時に放電するような運用は、
 電力需要のピークをずらず、目的では有用かと。
また、西(60Hz)東(50Hz)の境界近くの地域では、西で充電して、東で放電
 などの運用もできるかもしれない。(僅かしか無理だが)

要は運用しだいの「もろ刃の剣」か。
UPSそのものにも、東電の電力需要をモニタリングしながら
(例えば、東電のWEBページから電力需要と供給電力のデータを得るとか)
充電をコントロールできるシステム にするとかの改良も必要かと。


すべてのシステムで、別電源への切り替えや
 遠隔地の予備系へのフェイルオーバーは到底無理な話だ

そのためには、
・フェールセーフ  
  安全にシステムを止める
   データ喪失、再起動不可などの防止
・フェールソフト   
 (最低限の必要な機能は活かす、必要なもの以外は停止)
  縮退運転
も、考える必要がある。

そうなると
 何が、大切で、
  何を守らなければならないか、
   そして、それを どうやって 守るか を
 良く考える必要がある。

企業も個人も
常に動かし続けるシステム(日経BP社的に言うと「動かないコンピュータ」を無くす)から、
動かすことができなくなるコンピュータ(「動かないかもしれないコンピュータ」」)への
パラダイムシフトが必要であろう。
企業も、事業継続計画を根本的に見直す必要がある。
すべてにおいて パラダイム シフトが必要 な時代だ

電源なければ「無力」になる IT技術者 も知恵を出そう!


知恵がある奴は知恵を出せ
力がある奴は力を出せ
金がある奴は金を出せ
自分は何も出せないよ
という奴は元気を出せ
(BY 松山千春 兄貴 )