今回は、我が家の性格の全く違う姉妹たちのお話です。

 

 

 

【ご褒美に釣られる長女】

 

これは我家の長女が小学校5年生の頃のお話なんですが、長女はご褒美という報酬の為ならせっせとお手伝いを頑張る性格の子供でした。まあ、自分が欲しい物である事が前提ですけれど。

 

今時、小学生で携帯を持っているのはそれほど珍しい事ではありませんが、長女が小学5年生だった当時は、クラスで携帯を持っている子はクラスに1〜2人くらいしかいませんでした。我が家も中学に上がるタイミングで娘に買ってあげようと計画していました。

 

それなのに、長女は携帯が欲しくて欲しくて堪らないわけですよ。どうしたものかと思っていたら、ちょうどSpelling Bee(スペルコンテスト)という学校のイベントが行われる時期だったんです。それで、娘にこんな事を言ってみました。

 

 

じゃあ、Spelling Beeの代表に選ばれたら携帯買ってあげるよ。

 

 

確かSpelling Beeに出るには、クラスのスペルテストのトップ2くらいに入らないと出られませんでした。娘のクラスには頭の良いクラスメートたちがゴロゴロいて、正直なところ絶対に選ばれないだろうなぁ、と思っていました。

 

ところが、携帯を買ってあげるよと言った瞬間から毎日猛勉強する娘。びっくり これには母もかなり驚きました。そして、クラスの代表を決めるスペルテストで、なんと本当に代表に選ばれてしまった長女。その集中力たるや!

 

実際のSpelling Beeコンテストでは残念ながら入賞は逃してしまいましたが、学年のトップ6に入ることができました。普段は全然集中できなくて、宿題さえも母にせっつかれてようやくやるような子供だったのに、この時ばかりは本当に別人! 要は報酬次第でいくらでも頑張れる子供だったんですね〜。

 

約束通り、代表に選ばれた直後の週末に一緒にピンクのiPhoneを買いに行きました。本当、よく頑張ったもんだなぁ。ご褒美で頑張れるのはすごく良い事だけど、ご褒美がないとやる気が出ないのはちょっと困りものですよね。

 

 

【物欲が全くない次女】

 

長女とは正反対で、我が家の次女は全く物欲がありません。姉妹、同じように育てたつもりだったのになんでなんだろうなぁ。本当に不思議です。 

 

よく、子供をスーパーに連れて行く時、「良い子にしてたらお菓子買ってあげるよー」なんて言ったりしませんか? 家の子供たちが小さい頃は、それでまあまあ釣られてくれたんですが、ある時期から次女は全く見向きもしなくなりました。物欲がとにかくないみたいなので、「お手伝いしてくれたらお金あげるよー」とか言っても「お金はもういっぱいあるから要らない。」と言ってお手伝いを丁重にお断りするわけです。笑 「あれが欲しい!」とかほとんど言わないので、親としては助かってますけど、やっぱり子供らしくないのが少し心配になります。 

 

例えば、現在、高校生の次女は、洋服や靴などファッションに全く興味がないので、「ちょっと洋服でも買いに行こうか。」と誘うと、「今は、間に合ってるから要らない。」という返事ばかり。長女からするとあり得ないらしい。

 

年頃の女子高生だし、新しい洋服や靴、アクセサリーも買ってあげたいと思っているのに本人が要らないっていう物を買ってきたとしても、絶対に着てくれないし。物持ちがいいのは良い事だけど、せめて年に一回は新しい物に総取り替えをしたいんですよね。本当になんとかならないもんかなぁ。 

 

物欲が無い、イコール報酬では動かないって事なので、次女を動かすモチベーションがなくて本当にいつも困ります。向上心を持つとか、目標を持つという事がそもそもないので、将来に対しても真剣に向き合わないし、その為の努力もしない無気力型の子供みたい。そんな性格の割に、学校の成績はまあまあ維持できているのが本当に不思議。本人的には現状維持こそが、今できる最高の努力なんですって。今はそれでも良いのかなぁとは思いますけど、若い時にしかできない事もあるし、色々な事に興味を持ってくれたら良いのになぁって常々思います。

 

 

<感想>

 

こうして姉妹を比べてみるとかなり性格が違いますよねー。物欲の塊の長女は毎月のお小遣いも月末にはほぼ使い切り、次女は殆ど買い物をしないので、次女の銀行の残高はどんどん貯まる一方。次女が唯一使うのは、学校のお友達の誕生日プレゼントを買う時のみ。今時の高校生でこんなに倹約?している子供って他にいるんですかね〜? 無駄遣いしていないだけマシですけど。次女に関してはご褒美では動かない代わりに、自分でやると決めた事はちゃんと最小限の努力で最後までやるみたいなので、こちらは見守りながら上手く操縦していきたいなぁと思っています。爆  笑