私は一応アメリカでの留学経験もあり(遠い昔)、日本でも外資系の会社で働いていた経歴もあリます。 が、子供を出産したのを機に育児に専念するため、結構長いこと専業主婦/専業ママをしていたせいか、英語力がすっかり衰えてしまいました。 

 

かく言う我家は、英語を喋る人ばかり(外国人夫とアメリカ生まれアメリカ育ちの娘二人)なはずなのに、私の英語力は衰える一方・・・。

 

 

なぜか?

 

 

理由は明らか。 育児に専念していた際、子供たちの日本語をキープするために日本人のプレイグループに積極的に参加していたのと、育児の合間に日本のドラマやバラエティー番組にどっぷり浸かり、ストレス解消をしていたのが主な原因かと。 ついでに付け足すなら、私の間違った英語を家族が普通に理解し続けてくれていたから。

 

 

子供たちがまだ小さい頃、母はよくこんな事を言っていました。

 

 

「ママは英語が喋れないから、日本語でお話してね。」

 

 

と偽りの情報を教え、出来るだけ日本語を喋るようにさせていたのです。 

夫婦の会話は100%英語なのに・・。爆  笑

 

 

いつしか時は流れ、子供たちもついに気づきます。

 

家のママ、英語が喋れないっていうのは嘘だった〜!ってことに。

 

子供たちが通ったプリスクールは週に3回、しかも午前中だけだったので、まだ母と日本語を喋る機会の方が断然多かったのですが、キンダー(公立の学校)に上がると授業は毎日になり、朝からお昼過ぎ頃まで英語にどっぷり浸かる日々になっていきました。 

 

この頃から子供たちは日本語と英語を喋る比率が完全に逆転してしまいました。 

それまで母の日本語の問いかけには日本語でしっかり返してくれていた娘たちは、母が日本語で話しかけても英語の答えが帰ってくるようになってしまったのです。ショボーン 

おまけに姉妹間の会話は完全に英語。

 

それでも母の日本語の問いに対する英語の返答はちゃんと的を得ているので、日本語はしっかり理解しているようです。 

 

長女は母の話す日本語は、ほぼ100%理解しているようなのですが、次女は同じ年の日本人のお友達と話す機会が少なかった為、いつしか日本語を喋るのを避けるようになってしまいました。 

 

これは3〜4年程前の話。次女が何か悪い事をしでかした時に、母が怒り心頭に早口の日本語で5分くらい(本当はもっと短かったかも)クドクドと叱った後に、娘が放った衝撃の一言!

 

 

「ママ、今、何て言ったの? 英語でもう一回言ってくれる?」

 

 

ムキームキームキー 母の怒りが最高潮に爆発した瞬間でした。その後はあまりの脱力感でリピートする気力も失せてしまった母。それ以来、次女を叱る時は必ず英語でするようにしています。 

 

 

本題の『長女が歩く辞書』という話。(本題に入るまでが長くてすみません😅)

 

長女は現地校のスペリングコンテスト(Spelling Bee)で毎年トップ10に入る程、英語のスペリングが得意で、私の知らない単語も本当によく知っているのです。 そんなわけで、携帯とかで調べればすぐにわかりそうな単語のスペルでも、つい娘に頼って聞いてしまうダメな母。

 

 

 → 勝手に母の歩く辞書に認定! 爆  笑

 

 

最近では、FBや学校の先生に送るメールのスペルと文法のチェックまでお願いしている程、頼りになる長女なのです。 

 

 

それが先日、母が子供たちの日本語学校の宿題を手伝っていた時の会話。 

 

長女:「ママ〜、この漢字は何て読むの?」 

 

母:「そんなの漢字辞典でまず調べてみなさい。」

 

長女:「だって、ママは私たちの日本語の歩く辞書でしょ。」

 

母:「ママは歩く辞書じゃないです。漢字なんて辞書で調べないと覚えられないんだよ〜。」

 

長女:「ママだって、いつも私に英単語のスペル聞いてるじゃん。ママも辞書で調べた方がいいんじゃないの?」

 

母:「・・・・」💧 

 

 

すっかりしてやられた母でした。ティーンに成長した長女の最近の『ああ言えば、こう言う』のパンチが地味に効いていて、時々反論できなくなってきている40代母なのでした。ガーン