叔母の姿にびっくり! | てんてこまいの介護日記

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母の介護に加え、一人暮らしの叔母の介護も加わり、てんてこまいの介護日記です。

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救急搬送された叔母はリハビリ病院に転院しましたが、前の病院でコロナに感染したことがわかり、隔離治療となってしまいました。
おかげさまで、コロナも重症化することなく完治し、いよいよリハビリ病棟に移ってリハビリすることに。

リハビリ見学に行った私は、叔母に会う前に、リハビリ担当者から、叔母がすっかり弱ってしまい、もう自宅復帰は無理だろうと言われて愕然としてしまいます。

続きです。
前回の話はこちら⬇️

エレベーターから現れた叔母は、背筋をしゃんと伸ばして車椅子にしっかり座っていた。

リハビリの松本さんが叔母を私と対面させて、

💁🏻‍♂️「どなかわかりますかー?」

と言うと、防護服を着ているにも関わらず、

🧓🏻「あら、まいちゃん?あなたまいちゃんなの?来てくださったの?嬉しいわー」

と、感極まった様子だった。

👩🏻「おばちゃん、そうよ、まいよ。わかる?会えて良かったわ」

🧓🏻「ごめんなさいね、また、あなたにすっかり迷惑をかけてしまって。本当に申し訳ないわ。ごめんなさいね」

ん?話しぶりは転院の時より増してハッキリと流暢になっているのでは?
顔色もいいし、何だか元気そう

💁🏻‍♂️「では、こちらでリハビリの様子を見てもらいましょう」

廊下から、リハビリ室に入り、奥のベットの方に向かった。

そして
💁🏻‍♂️「では、ちょっと立ち上がってみましょうか」

え?いきなり立ち上がらせるの?!
寝たきりだったのに?

叔母も
🧓🏻「いきなり立ち上がるなんて、できるかしら?」

💁🏻‍♂️「大丈夫ですよ、僕が危なければサポートしますから」

ハラハラしながら見ていると、車椅子の手を置く部分に、ぐっと両腕に力を入れて腰を浮かして何とか立ち上がった。

た、立ち上がれるんだポーン



そして、ベットに松本さんにも少し手を貸してもらいながら移り、ベットに腰掛けた。

🧓🏻「あー、もう全然だめだわ。ずっと動かなかったから、力がうまく入らないわ」

叔母はそう言って嘆いたけれど、私は、ずっと寝たきりだった人が自分で立ち上がりベットに移れたことにビックリしてしまった。

だって、母は寝たきりの後はこんなにすぐに立ち上がったりできなかったから。
でも、松本さんは

💁🏻‍♂️「そうですよね、だいぶ力が入りにくくなってしまいましたよね」

と叔母に気の毒そうに言いながら、「ほらね」というように、目を丸くしている私をチラッと見た。(きっと、私がびっくりしている意味を松本さんは取り違えているよね😅)

そして、松本さんの指示のもと、叔母は足をあげたりの運動もしたけれど

🧓🏻「だめだわ、だめだわ」

と言うわりに、結構できていて、また驚かされたびっくり

そして、叔母も「だめだわ」と言いながら、「こんなもんじゃないのよ、私」という感じで、だんだん調子が上がっているようにも見えた😅

やはり叔母は、ずっと太極拳やヨガで体を鍛えていたせいかもしれない。

下手したら腰痛持ちの私の方が、寝た状態で足を上げてもこんなに上がらないと思ってしまった😅

それでも、松本さんは叔母の言葉に頷いて、叔母の衰えに同意し続けていて、これまた何だかとっても違和感を感じてしまった。
普通は「そんなことないですよ、出来てますよ」と言うべきところを、「だいぶ衰えてますねー」「弱ってしまいましたね」とネガティブな言葉がけしかしない。

松本さんの言葉かけはともかく. . .

ずっと寝たきりだったのに、こんなに動けるものなのか. . .
聞いていて想像していたのと全然違うので、むしろ衝撃を受けた私だった。

叔母の回復力がすごいのか、病院の治療が良かったのか!?
転院時はもっとグッタリしていて、その上、コロナにもなったのに、こんなに元気になって. . .
暖かい病院で(叔母の部屋は寒い)ゆっくりしたことで、体も本当に休まって元気になったのかな。

元気になった叔母の姿に、この時は病院への感謝の気持ちでいっぱいになった。

この感じなら、
自宅復帰も夢じゃないかも

と思ってしまった私だったが. . . 

(つづく)