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母の意識がもどったとホッとしたのも束の間、先生から呼ばれて、母が危険な状況だと伝えられて、面会が特別に許可されました。続きです。前回の話はこちら⬇️
看護師長さんを待つ間も、絶望のどん底だ。
せっかく面会できるというのに、もう意識なく横たわる母との面会だと思うと、現実を見るのが恐ろしく、涙を止めることができない。
看護師長さんがやって来た。
面会を前に、まずは検温をするように体温計を渡された。
平熱であることを確認して、エレベーターへ。
エレベーターのボタンを押しながら、打ち沈む私に、看護師長さんはにこやかに
🧑🏻⚕️「タイミングが良かったですね。今、ちょうど起きたところで、娘さんがいらっしゃると伝えたら、とても喜んでらっしゃいましたよ」
え??
どういうこと?!
我が耳を疑った
👩🏻「あ、あの. . .意識がないのではないんですか?」
🧑🏻⚕️「今朝、意識がもどられたんですよ。良かったですよね😊」
ちょっと、意味がわからないんだけど. . .
なんだか頭が大混乱で. . .
👩🏻「あのー、先生から意識がなくて危険な状況なので面会が許されたんですが. . 」
🧑🏻⚕️「昨日は、そういう状況だったんですけどね。今朝、意識がもどられて、少しずつお話しもできるようになられたんですよ!」
今朝、意識がもどったと言ってるけど、もう午後もだいぶ過ぎていて. . .先生には伝えられていなかったのか?!
混乱したまま、エレベーターが開き、母の病室に案内された。
🧑🏻⚕️「梅園さーん、娘さんがいらっしゃいましたよ」
看護師長さんの声に、母がベットの柵をガタガタさせた。
🧑🏻⚕️「お待ちかねですよ」
ベット脇に行くと母が私を見て手を差し伸べた。
私がその手をとると、母は強く私の手を握ってきた。
👩🏻「大丈夫?心配してたのよ」
👵🏻「き. . .てくれ. .て、あ. りが .と」
切れ切れながらも返事が返ってきた。
脳にダメージがあっても話せるのか?!
何だかよくわからないけれど、さっきまでの悲しみの涙ではなく、嬉しくて涙が再びブワッと出てきた。
よかった、危ない状況なのかもしれないけれど、意識がもどって、私がわかって会話もできた!
意識なく横たわっている母を想像していたんだけど
よくわからないけれど、間違いだとしても、これは嬉しい間違いだよね
👩🏻「何か食べたいものある?」
母は強く首を横に振った😅
👩🏻「今度、子どもたちも連れてくるからね。」
👵🏻「楽しみ☺️」
コロナ禍だから特別に面会は許可されたが面会時間は短い。
母にまた来ると声かけすると、大きく頷いた。
看護師長さんから、面会は2人までであること、先生から許可がでている間は面会可能であることを伝えられる。
高齢だし、急変もありうるので、2人ずつ親族で相談して面会するように言われた。
独立している長女にも連絡して、子どもたちの日程を調整しなくては。
意識があるうちに会わせてあげたい。
しかし. . .
(つづく)
明日ですけれど、この機会によろしければ