いよいよ転院です。最後の最後で車椅子のことですったもんだありましたが、看護師さんと一緒に母を一階へ運びました。続きです。前回の話はこちら⬇️
車を病院の玄関前に夫がつけて、降りてきた。
男性の看護師さんが
「え?この車ですか?」
その時はわからなかったが、きっともっと大きな車だと思ったのだろう。
普通の車で面食らったのかもしれない。
さて、ここからだ。
私たちも初めてのことで考えが足りなかった。
車椅子に乗っていて、病院で乗り降りも全介助だった母を普通の車に乗り移らせることは簡単なことではなかった。
夫も私も息子も立ち往生してしまった。
この時、たまたま新人看護師さんのために付き添ってくれた男性の看護師さんが活躍してくれた。
「やりましょうか」
と言ってくれたのだ。
夫も私も
「すみません、お願いできますか?」
男性の看護師さんは少し苦笑しながらも、手慣れた感じで車椅子を寄せて、母の足置きを声かけしながら外し、
「はい、ゆっくりでいいですからね。肩に手を回して...」
優しく母に言いながらタイミングよく母を立ち上がらせ、上手に車に乗り移らせた。
「さすがですねー」
と素直に感動する私たち。
最後は心から感謝をこめて
「ありがとうございました。
助かりました。
お世話になりました。」
と頭を下げた。
母も
「ありがとね。お世話になりました。お元気で」
と頭を下げた。
新人看護師さんと男性看護師さんも並んで
「気をつけて...。」
と頭を下げた。
最後は良い看護師さんで良かった😊
割合に大きな病院で看護師さんやリハビリの人など人数も多かったから、きっと今までも母に優しく接して下さったスタッフの方々もいたのだろう。
最後にそう思わせてくれたこと、気持ちよくこの病院を去ることができて良かった。
さあ、〇〇県のリハビリ病院に向かうぞー!
(つづく)