私が、産後うつに至るまでどのようなことがあったか書いていきたいと思います。

 

まず、私は、不妊治療を受けて妊娠しました。

不妊治療は、巷で言われているように、仕事との両立が大変で、身体的・精神的な負担もとても大きなものでした。

人工授精を何度か繰り返しても妊娠には至らず、検査結果の数値に一喜一憂し、年齢的な焦りや普通に子どもが持てないことへの自責感など辛いことが多かったです。その後、体外受精を行ったところ一度目の体外受精で妊娠しました。

 

私が受けたのは、体外受精のなかでも顕微授精という方法で、体外に取り出した卵子に顕微鏡下で精子を注入して受精させ、子宮に移植するというものでした。(こうやって淡々と書いてますが、採卵といって卵子を複数個取り出すために連日、ホルモン剤を自分でお腹に注射するなど、不妊治療は本当に辛いことの連続でした。)

 

受精卵を子宮に移植したときに、数時間としないうちに、下腹部にツキンと痛みがありました。

何の科学的根拠もないと思いますが、「あれ?もしかして着床した?」と思ったのを覚えています。

 

その後、無事に妊娠判定をもらい、移植して間もなく感じたあの痛みは、お腹の子がしっかり着床したサインだったのかも、この子は強い子なんじゃないかと思い、とても嬉しかったのを覚えています。

 

その後、妊娠5週目くらいからだったでしょうか。

猛烈なだるさや気持ち悪さで起き上がるものやっとになり、つわりがひどくて、仕事をお休みすることになります。