段田安則×ショーン・ホームズものをもう一度観てみたいなと思って、かの有名なアレを。
幕開けで一気に現代ものとして惹き込まれる。リア王とその家族の諍いが、義理堅い部下や、今でいうところの親ガチャ故に謀略を巡らす若者を巻き込んで、まるでオーナー企業やヤクザの跡目争いのような話になってた。
分かりやすいし面白かったけど、だからこそ、冒頭で描かれるリア王その人の有り様に共感できず、その後の悲劇に同情することができないわけで。次世代のために、残念な老人にはなるまいと、改めて思ったのだった。

俳優全員良かった。段田安則と浅野和之が並ぶと妙な安心感。高橋克実は、前見たやつよりこっちの方が合ってる。今回は、前原滉の名前を覚えた。いつのまにかよく見るようになってて、どれも印象的。