ラジオが好き | nao23区飲兵衛

ラジオが好き

連休中2日だけの平日、会社で書類の整理をしていたら、

少し以前の文章が出てきた。


 仕事仲間の誕生日にラジオを送った時の献辞か。

ラジオについての思い出が書いてある。


 本日もさして、エネルギーがある訳でなく、

その文章「前段」をそのままネタにする事にしてみた。


ラジオ好きの人はいるだろうか


nao23区飲兵衛日記
阿佐谷駅前 本日午後10時頃


         ラジオの話


 昔から日本人とアメリカ人は”大のテレビ好き”と聞く。

以前、ドイツ人の知り合いに”ドイツはどうなのか?”と、

訊ねたところ、



 ”ドイツでは普通はラジオが新聞と並んで情報源の主流で、

テレビは娯楽番組やスポーツの中継を選んで聞く程度だ”と、

答えが返って来たのを覚えている。



 NHKの語学番組でも、”お母さんがラジオを聞きながら、

家事をこなしていたのが、子供の頃の記憶にある”と云った

談話が流れていたから、 


”ドイツ人はテレビよりも、ラジオが好きなのかな~”と、
ずっとそう思って居た。



 それから暫くして、ドイツと取引をする事になった訳だが、

その時”冬は寒くて、する事がなくて、家でテレビばかり見て

いる”と言った話を取引先の担当者から聞いた。



 最近見たカンヌ映画祭の映画”贅沢は終わりだ!”

(日本訳名;“ベルリン僕等の革命“)

でも、やはり”希望を失った労働者は(だったか?)毎日

4時間もテレビの前に(・・・だったか?)

と言ったセリフを聞いたから、



 最近では、ドイツ人も”哲学と詩の民”を止めて”テレビ

っ子”になったのかもしれない。



 斯く云う私は実は”大のラジオ好き”だった。

テレビをつけながらの晩酌は、ガチャガチャと騒々しく聞こ

え、疲れた神経に微妙に触れる所があって、どうも良くなかった。


湯上りに、時間が合えば、第二放送の漢詩の時間や

、文化講演会(まだ放送は続いているのか?)
を聞きながら、


一番安いブラック・ニッカを焼酎割用の大きなグラスに入

れて(水だけは天然水を購入)をゴクゴクやると、

実に落着いた気分になれたものだ。



 今は無き手塚治虫さんのラジオを通じての熱弁を

未だに忘れずにいる。