手作り・リサイクル
東京地方は本日小雨、少々の雪。
午後、新潟の不動産屋さんと電話で話していたら、
”アパートのポスト”の話がちょっと出た。
築20年程の最近よくある形のアパートの原型みたいな建物で、
外観はいわゆる洋風。塗装をやり直せば、割とすっきり見える建物だが、
玄関付近に設置されていた”郵便受”けがちょっと寂しい。
この形で2セット、8所帯分
目につく所ではあるけど、採算性を考えたら、手を抜きたくなるのは十分
解る(流石に最近のはもうちょっと、気が利いているようですが)。
自分も改装工事の時に、こんなのを目にして考えた事があった。
設置場所から接続ビスが外れて、外部の鉄階段内側にハリガネで吊るして
あるような様子だったので、余計しょぼくれて見えた。やっぱり、捨てようか??
1階は店舗に付き、2~4階の3世帯分
元来貧乏性で、捨てるのが苦手な自分は(まだ、ゴミ屋敷にはなってません!)
これを再生利用(化粧直し)する事にした。
以下、順番に作業;
外枠を作り
下地の着色
もうちょっと着色
アパートの名前が入った名板をいれて何とかつり合いよし。
設置場所;東京都杉並区
不動産屋さんの担当さんに画像を送ったら、受けていた。
下手であろうが、いま一つであろうが、手をかけたものは、
それなりの味を出す。高級感とは程遠くとも、世界に一つ・・かな?
だだ、こんなシロモノですら、手がかかる。時間がかかる。
余計なテマヒマかもしれないし、
自分も、時間に追われたらこんな作業は出来なくて、既成品で
間に合わせる事も多い。
そもそも、採算性から云えば、脱線している。
お金が無くては生きていけないのだから、割に合わない仕事は出来ない。
当然至極に、採算性はとても大事だ。
効率と採算を最重要視したものが、過度に進むと、嫌気がさすのだろう。
全国チェーンの居酒屋・レストランは何処の町へ行っても在るし、
然も一番良い場所にあって、目につくが、どうも、好きでは無い。
不味くは無いが、旨くも無い。安いようでいて、店を出る時の支払いはそれなりだ。
食通でも無く、社会経験の少ない年齢層中心とその他を上手く取り込み、
最大公約数を狙って見える。ウマイのは味では無くて、商売だ。
地場に雇用を創出する一方で、地場の小規模店が、潰れて行く。
”不味いから潰れる”ならもっともだが、
大資本の力にはかなわない。日本全国に同じ看板が大きく、溢れかえる。
話がなんだか逸れてきた。
たまには、効率忘れて、手を掛けるのも楽しいって、
くらいのハナシかな?





