銀座・年末 | nao23区飲兵衛

銀座・年末

 どうも去年は世間の不景気なみにロクなことが無く、

最後にしっとり飲もうと思って、行きつけの店に行ってみた。


nao23区飲兵衛日記

 店内には坊主頭の初老の男性客一人。

なにやらママにうんちを垂れていた(活舌よろしく、邪心無く)。

これがなかなか止まらない。


 段々にやかましく感じて来たので、


”30分で帰ろうか、1時間以内に帰ろうか”と思っていたけれど

なかなか次の客が来ない。


 60歳前後に見えたが、発言はとどまる事を知らず、声は店内に響き渡る。


初めて見る顔なので、”最初は「この人の職業何?”と思って聞いていたけれど

やがて、ようやく次の客が来て、その人が珍しく


”カウンターで寝たふり”する頃になると、


”この年齢、このような場で、高校・大学生並の間の取り方、お構い無しの大声、

無邪気な迷惑の発動とも言うべき障害は何か??”と、


先天性の人格障害や何か、あまり得意としない分野の分析に入っていた。


 とても飲めたもんじゃない。


クタクタになって店を出た。出る際に彼は礼儀正しく私に挨拶をしていたから、

私が描いた彼の印象はそんなに間違えたもんじゃなかったみたい。


 如何にも2009年の締めくくりにふさわしい一時。


今年は酒をひかえようか。




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