反戦・平和の思想 | 差別を許さない、人を侮蔑するは誰だ 

差別を許さない、人を侮蔑するは誰だ 

一人一人の人間を大切に 憲法の第一義
人を見下し、侮蔑する差別者
偏狭なる心が 恐怖と差別を生み 暴力をなす
戦争をする国へ、復古、新自由主義に NO !
戦争は 人を差別する心から生まれる

 仏教は  命の尊重から 平等、慈愛、

現代の自由、平等、博愛 へ発展しました。


 天上天下唯我独尊   に秘蔵された思想


          大宇宙の中で、

我を一人称で   自分は尊い存在 

我を二人称で   貴方は尊い存在

両者の合算で   生きるもの総てが尊い、自由、平等、博愛


命の尊厳、自由、平等は

 平和主義、民主主義として、世界の常識、基準グローバル

スタンダードとなりました。 

 自然界の共生の原理は弱肉強食と共存です。しかし、人類

の共生、共存の思想は平和です。反戦、非戦です。20世紀

の余りにも度重なる悲惨な戦争は国連憲章で平和条項持ち、

アメリカ以外の世界の主要各国では日本だけで無く平和条項

を憲法に掲げています。イギリスは成文憲法がない特例です。


私達は一切の専制、独裁の支配を拒否します。声を出せな

い人の声を聞ける人でありたい。弱者を省みない正義は偽り

であり、虚飾です。偏狭なる正義は偏狭なる自己愛によって

生じ、偏見と差別を産み、増幅させます。


 西条八十 かなりや youtuve 井上淳子 作曲成田為三

歌を忘れたカナリアは後ろの山に棄てましょか
 いえいえ それはなりませぬ

 ・・・・・

歌を忘れたカナリヤは 象牙の舟に銀の櫂(かい)

 月夜の海に浮かべれば 忘れた歌を思い出す


 生身の人間は弱く、傷つきやすく、心も痛み易い。多くの人

が人間関係の中でコンプレックスを持ち、自信を持てないで

います。生きる上での不安、恐怖から宗教が発展したと言え

ます。

 自らの自信、誇りを確保するが為に、他を卑下することは

自己中心的な弱者の思想です。残念ながら多くの思想、宗教

家が宗主第一、他を排除する簡単な方法で自己の正当性を

確立しようとします。

 他者を思いやれる強者の思想こそが自然界の弱肉強食の

共生を克服し、人類の平安と平和、共生が可能です。


 非暴力で知られるガンジーは非暴力こそが最強の力としま

した。怒りは相手の怒りを目覚めさせます。憎しみは憎しみに、

愛は愛を呼び起こすと、敵を愛で征服せよ!

 非暴力の戦いが自他を対立を乗り越え、融和可能な最善の

方法であると。

 イエスは自らの宣教に当たっては徹底した非戦でした。神の

愛を説き、命を投げ出すことで証明しようとしました。右の頬を

打たれたら左の頬を差し出しなさい。

 自己防衛を否定するような福音書の教えですが、ローマ帝国

で国教化されると、罪はキリストによって贖罪された、懺悔しな

さいと。二重構造で均衡させています。


 日本の文化は明治まで永らく中国の知識、精神によって培

われてきました。仏教や儒教、老荘など諸子百家から朱子学、

陽明学など、近代日本、明治維新の精神性の高さはその学習

の賜です。

 漢文の素養は戦前まで必須でした。儒教は日本では宗教に

はなりませんでしたが、日本人の中に深くしみ込んでいます。

明日は中国語で明天、明は訓読みで明るい、呉音ではミョウ、

漢音ではメイ、唐音ではミンです。儒教の死生観は招魂再生

であるらしい、子孫が先祖を祀る儀式によって再生すると。

先祖を敬う孝が重視され、孝悌は仁を為す本とした。江戸時代

には孝よりも忠を第一とする朱子学が採用され、宗教性の無い

封建思想、家父長制として定着しました。中国人のリアリティー

は儒教の招魂再生にあるとも言えます。

 徳による王道で天下を治めるとした孔子の後、墨子は一切の

差別が無い博愛主義と非戦主義を唱えました。


 当ホームページでは

      いとし君 わがある限り とわにあり

          君ある限り 我も亦ある

を反戦平和の重要な第一の柱と考えています。

儒教の招魂再生に通じる考えです。親を想い、妻子を想う。

私がある限り愛する人は私の中にあり、汎用拡大して、

世界のいとしい人々がある限り 私はある。

 もっとも、天上天下唯我独尊 を自己中心の権化のように曲解

されるように、一行目をストーカーに曲解される可能性もありま

す。しかし、私は知っています。極悪人と言われる人が我が子を

可愛がることを。二行目はそう簡単ではありません。

 君ある限り  我も亦ある 愛する他人を信頼できますか?

愛されている信念、自信ありますか?

 互いの存在を認め合う優しさを培う、すぐに手を出さない自制

心、寛容の心を養うことで自由、平等、愛の実現は可能です。

日々生まれ、暴虐をつくす生存競争との日々の戦いです。


 第二の柱は    頼もしい人間であれ

        たくましく やさしさありて たのもしい


 第三の柱は 人類の共生は、自然界の共生である生存競争では無い。

       第二の反語です。