現在中国では鳥インフルエンザの流行の裏で
【NDM‐1】というウイルス感染が問題になっています。
「NDM-1」ウイルスの症状は
始め、エイズに似た“奇病”だと考えられていました。
確かに多臓器不全の症状が表れた患者はいたのですが
調査の結果エイズのような免疫不全ではなく
ごく普通の細菌が【NDM‐1】を持つ耐性菌に変異し
あらゆる抗生物質が効かなくなっていることのようです。
中国ではちょっとした風邪なんかでも
けっこう抗生物質を処方するのが基本の方針みたいに
なっているようですね。
これにより、シッカリと殺しきれなかった菌が
抗生物質に耐性を持ってしまい強くなる
俗にいうスーパーバグになってしまうということがあるようです。
そういえば数年前にもMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)というのが
出てきたとき、抗生物質の処方などに関しては問題になってましたね。
何でもかんでも抗生物質を出しとけばOKというような
医療の考え方には、少し疑問が出てしまいますね。
NDM-1について詳しくはコチラ