さて、会社でスッキリ?したのはいいものの、嫁さんには何と言おうものか。

今度転職したら、離婚だと言われている状況…

但し隠し事はしない主義なので、黙っておくつもりはない。

そして考えた挙句、次の休日に焼肉食べ放題へ行く事に。

幸い、平日という事もあり、何と時間無制限のキャンペーン中との事。

そして、二時間近く飲み食いし、嫁さんの腹も満たされたであろうタイミングを見計らって話しを始めました。

人間、満腹の時には心が広くなっていますからね。

世間話からの急展開により、事の顛末を話し終わりました。

嫁『世間話から、イキナリこの話? なーんか、最近、元気ないなぁって思ってたら、やっぱりそういう事ね』

さ、流石お見通しか…

嫁『で?どうしたいっての?』

私は部署異動を出しつつ、転職エージェントに登録し、いい所があれば転職したい旨を素直に伝えた。

長年営業や営業の類いの仕事をしてきたが、今迄は未経験職種でも三ヶ月もあれば実績をある程度は出せてきた。

自身、客観的に伸びるか伸びないかは分かってるつもりだが、正直、今の仕事は伸びる気がしない。

今迄の自分のスタイルが通用しないし、上の人の言う事を聞くのが早いと思い指示通りやってきたが、残念ながら自分にはセンスがないと思っている。

嫁『はぁ~。また、転職?やっと落ち着いたと思ったら…。まぁ、辞めるなとは言わないけどさぁ』

アレ?思ったより怒られないぞ…
今回就職時に釘をさされたし、流石に今回は激怒されると思ったんだけど。

優しい嫁さんだなぁ…

嫁『まぁ、鬼畜さんの事は聞いてたからね。何とも言えないわ…』

一応、心配かけるのも何なので、いい所が見つかるまでは続けるという事を伝えた。

熱い議論が約二時間程続き、気付けば入店から四時間以上が経過していた。

いやはや、食べ放題飲み放題の元はとれたな。

そして、次の休みに以前、感じの良かったエージェント一社だけに登録。

しかし、雇用保険の登録の関係で腰掛けバイトまで職歴になるとの事でおびただしい転職回数になってしまう私…

これは、自分でいうのもなんだけど無理だろ…

担当も愛想笑いだ。
ごめんね、こんな見込みにならない登録者で。

さ、転職の準備は済んだし、後は部署異動の打診をするか。

因みにウチの会社は希望があれば自由に部署異動の申請ができる。

しかし、事実は小説より奇なりとは良く言ったもので、私の予期したものとは全く違う展開となってしまうのだった。