応接室に入ると、テーブルとソファ、近くにテーブルがあり、こじんまりとした部屋で、ある意味落ち着く雰囲気だった。

面接官は取締役という事で、企業のホームページでも見ていた顔。

率直なところ、外見だけ見るとチョットコワモテである。

だが、話し始めるととても気さくな人柄に感じた。

まずは、まさかの筆記試験の回答結果についての説明からスタート…

いやいや、ヤメテクレ状態。

こんな空白だらけの回答用紙を真顔で一つ一つ説明されるなんて。

初対面の人間に肛門を見られる位恥ずかしいって。

終始、恐縮状態。

面接でこんなに恐縮するのは間違い無く初めてだな。

そして、どうにか筆記試験の説明が終了し今度は報告書についての説明。

こちらは、問題なし。

次は覚書の説明。

ハッキリいって長年示談書の作成に携わった私から見ると設問が甘く、明示されていない事も回答しておいた。

自分、少しドヤ顔。

そこに気付いたのか、「ま、あくまでも模範回答はシンプルにを心掛けています」と説明してきた。

内心、『いやいやお金が絡む部分は細かい事も取り決めしないと何かあった際に争点となるだろ。ツメが甘い』、とツッコミつつも表面上はハイと素直に頷いておいた。

そして、履歴書と職務経歴書を基に質問が始まった。

質問はやっつけ仕事では無く、かなり丁寧にじっくりと質問をしてくる流れで、受ける側からすると非常に好感の持てる進行だ。

そうして、私についての質問はかなりの時間をかけて終了した。

次は面接官からの会社説明が始まった。

この会社説明が私の入社意思に大きな変化を与える事になる。


次回に続く


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