男性は知人と話している様子で、非常にフランクな感じで話している。

話しが盛り上がっている様子だが予定時間過ぎてます、忘れてないよね…

そんな状況だが、やがて電話が終わった。

いよいよ来るかな。

そして、男性、いや社長がやってきた。

電話の印象どおり、爽やかで、見なりもきちんとしていて好印象だった。

営業マンだとしたら、一目で「この人出来るだろうな」といった感じだ。

年齢は40台前半?下手したら30台後半位だろうか。

社長は履歴書に視線を落とし、まずは私の実家の事を聞いてきた。

東北なので面接ではよく、震災で影響が無かったか聞かれる。

山間部なので特に問題無かった旨を告げると、一通り今までの職歴と退職理由を聞かれた。

すると意外なところで食いついてきた。

社 「この会社凄いね。設立から一年経ってないのに従業員七人も雇ってるの?凄いな、社長ヤリ手だな…」

自分が前に勤めた会社について、しきりに感心している。

恐らく自分の会社と比較しているのだろう。

しかし、私の能力とは全く関係無い所に食いつかれても…

そして社長は会社の現状について話しだした。

今は中部地方でやってるが、やはり成長を考えると関東進出は外せない。

それで今回、人を雇い将来的に関東地方を任せたいとの事。

何でも以前、進出しようとしたらしいのだが諸事情によりストップし、それで今回に至ったようだ。

それで、さっき感心してたのか。
従業員が多い事に。

うーん、しかし話しを聞いても仕事のイメージが湧かない…

恐らくネットワークを持っている人なら裁量も広く良いだろうが、私には向いてないな。

事業をイチから作り上げる、まあ自営を始めるに近い感覚だ。

社長候補として自由にやってくれ、という感じで私には漠然とし過ぎている。

しかも社長は関東にほぼいない為、相談事も電話かメール中心になる。

自由にやりたい人ならば良い環境だと思う。

しかし私にとっては思うように連絡取れず、上手く伝わらなかったりしてストレスが溜まりそうだなぁ。

極力、可能性を摸索したいが残念ながら今回は私には荷が重すぎると思った。


その日はあまり突っ込んだ話しも無く終了した。


そして、日を空けずに選考辞退の申し入れを行った。

殆ど、活動費出すから会社立ち上げてってレベルだもんなぁ。

ホント、スキルと経験に自信のある野心家なら最高の環境だと思う。

しかし、残念ながら私にはそんな器量はありません…

自分にそんな能力があれば将来、社長として大化けしたかもなぁ。


さてさて、次の面接は…



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