面 「ちなみに、お客さんとの交渉はどういう感じなんですか?」

私 「軽い延滞の方は簡単に済ませますが、常延者(常に遅れる人)には時間かけて契約内容の厳守を訴えかけます。論理的に話し、時にはアドバイスも行ったりします」

面「へぇ~、やっぱり怒鳴ったりするんですか?」

気のせいか目がキラキラしている気がする。

そして相変わらずニヤニヤしている。

っていうか、これどう考えても興味本位じゃないか?

確かに自分がいた会社は関東の人は誰も知らないような会社だが、ミナミの帝王みたいな物をイメージしているんじゃなかろうか…

何だか少し不快に思えてきた。

まあ、入社してからトラブル起こすような人間は困るだろうから慎重に確認しているのだろうが。


私 「いえ、怒鳴ったりはしません。映画じゃないですから」

チクリと嫌味を織り交ぜてみた。

面 「へぇー、そうなんですか。でもそういう会社にいるとなかなか、そのやり方が抜けないんじゃないですか?」

私 「いえ、今勤めている会社はグループ会社数40社を超える会社なのですが一にも二にもコンプライアンスで厳しいんです。ですので高い意識を持って取り組んでいます」

面 「あぁ、そうなんですか」

この頃は足の手術をしてそんなに時間が経過していなく、杖をついていたので、事情も説明したが興味無しといった様子。

何だか、消費者金融時代の取立行為を興味本位で質問されただけの不毛な面接だった気がする。

大体、目の前にいる面接官は頼りなさそうで、私も色々な人間を見てきたが、こんな人物でもこの業界が勤まるのだろうか?

恐らく現場サイドでは無く総務とか事務方の人間なのだろう。

相手の事を考えた対応とは言えず、とても顧客対応の仕事などやれる人間には見えない。

非常に消化不良というか、不快な面接の一つだった。

この業種では珍しいアルバイトの募集に成り下がっているのだから、まあ、それなりの会社なのかもしれない。

人が商品である会社なのに、それが全く感じられない面接だった。

興味本位で人の過去を聞く、下衆な週刊誌レベルといってもいいのではないか。

労働者にとっては厳しい世の中だなぁ。


勿論、採否は不採用の連絡。

それにしても、ネットではここの社員に対して辛辣なカキコミがあったが、このレベルで不採用とは何だか悲しいものがあるな…

さてさて、次の面接は…



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