表面上は平静を装ったつもりだが、内心はボロボロだった。

しゃべり過ぎは要点もまとめられず報告もロクに出来ない、最低のレベルだと思う。

管理職をしていた時は、要点を得ない長いだけの報告にはうんざりしたものだ。

まさしく自分はそれをやってしまっていた。

そして、一通り話も終わり最後に女性の役職者から質問があった。

役 「おタバコは吸われないんですよね?」

私 「はい、吸った事は今までもございません」

役 「あ、良かった」

この会社は応募前の注意事項の欄にタバコを吸わない方とあったのだ。

応募自体は吸わないのが条件だが最後の思わず的な「あ、良かった」というのは役職者の意思としては採用方向なのだろうか。

ボロボロの面接だと思ったので、そんな細かい事に期待してしまう自分がいた。

司法書士は終始穏やかな顔で、どう思っているのか全く読めなかったが実績を指して「素晴らしい経歴ですね」と言ってくれた。

ノンバンクが長い事に対する皮肉なのか?全く表情からは読めなかった。

そうして面接は終了した。


しっかし、最低だな…

噛むは、紅潮するわ、挙げ句の果てに話を途中で遮られるわ…

普通に考えたら鉄板で不採用。

けど最後の役職者の一言がわずかな望み。

まるで片思いで一つの事を都合いいように解釈してるストーカーみたいだな、情けない。

そして一週間後、携帯に電話が入った。

大手転職サイトからの応募なので不採用ならメールで済ますハズ!

電話って事は?…

キターーっっ!!

私 「はい、転職男です」

役 「相続手続支援センターの◯◯です、先日は当社の面接におこしいただきありがとうございました」

私 「いえ、こちらこそお忙しい中、長い時間ありがとうございました」

役 「それで結果の件なのですが…」

私 「はい」

何故か80%ぐらい受かった気分でいる自分。

内心、ハイどうぞ~とニヤついていた。







役 「今回はご縁がなかったという事で」

ハイっ?え?ご縁がナイ…

私 「あ、あぁハイ。分かりました、色々とありがとうございました。では失礼いたします…」

チーン…

心の中で鐘が鳴り響いていた。

マジで!?
ってか何で電話?

ま、メール一本で済ますよりは礼儀が感じられるけど。

ええ~マジかよ…

田舎育ちの純朴な自分?は、あの一言を信じていたが、現実はそう甘くなかった。

所詮はノンバンクあがりの自分。

やっぱり司法書士からは敵視されちゃったのかなあ。


今の気持をドラクエに例えると、痛恨の一撃を喰らった気分。

志望度が高かったので、キツイなぁ…
しばらく立ち直れなそう…



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