前回の書き方があまりにもアレだったのか、評価は低かったようなのでいくらか丁寧に書いてみたいと思います。

ニュートンの運動方程式を1つの力しかかかっていない場合のものと考えるとだいたい困るのですね。
具体的には、複数の力がかかっている時にどう競合するか?という問題が起こるわけです。

残念ながら、運動方程式のFはそれを込みで考えなくてはならない。つまり、全部の力をベクトル的に足し算して考えなきゃならんのです。

ということを桑子研さんだったか、高校やさしくわかりやすい 物理基礎/文英堂

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だったか、どこかの本で見ると、

打ち消していった最後の残り物について、maだ

などと表現していたりするケースもあります。

まあ、作用反作用則を、「打ち消しの法則」(注意:一般的に打ち消すという表現がさすものとこれは異なる)とでも考えれば、その最後の打ち消しにこの加速度を入れてあげることを要請できてある意味ではそういう、力とは必ず打ち消されるべき、というような思想をある程度認めることができるのですが、その場合は力の座標不変性を認めて慣性力という力を導く必要があるわけで、それで静的な系に移行して作用反作用則を構成する必要があってえらい難しいことになるわけで、まあ、本質は難しくなってしまう気がするのですが、そういうのをいろいろ知りつつそれらの論理的な立場の入れ替えができるようになるまで理解するというのができるといいのですが、まあ、「とりあえず」は1つのやり方に従って、とりあえず問題を解いていくというのが多分普通の手法ですが、ここで間違えた時に。
(1)模範解答を見る(理解する)
(2)模範解答と自分の解答の共通性と異なる点を見る
というのはやはり大事になってくる。そして、特に異なる点について
(3)参考書並びに教科書でどう考えるのかを調べる
という感じか。

中学校までと違って同じようなものに使う式が複数個あったりして、理解が浅くても意味を分かっていなくてもとりあえず式の立て方がほぼ一通りに収まるようなことがなくなってくる。
逆に言えば、中学校までなら点数を取れる程度の状況でも高校では「分かっていない」「理解していない」と言われる状況であることは少なくない。

もっとも勉強とは覚えることではない。最低限として、目の前の先生がしている程度の授業ができるようになるまで本来は理解することが必要だろうか。

という、そんな意識を持ってみると穴だらけになるだろう。

もっとも、私にそれができているか?
いえ、まったく。