先僕パロディ
私の勝手な妄想です



「ふふっ」
今は思い出し笑いが出来る
「そうは言っても 法的手段で僕を守ってくれるって言ってくれてね。 おおちゃんは生きる為だ 取れる金は取れ! 相葉ちゃんを全力で守るって 」
「翔ちゃんもでしょ?」
頷く翔ちゃんに
「僕は凄い人達に守られているね」
ギュッって翔ちゃんに抱きついた
「そしてここまで来たら、やっと父親が出て来て彼の一家は転校して行ったんだ」
「僕は彼を守れなかった・・・何回も僕に謝る彼に何も出来なかった・・・」
翔ちゃんに抱きしめられて
「でもね、これで平穏無事な元の生活には戻れる訳もなくて 」
「一応 、世間では有名な進学校だったから バレないように校長達は僕は病気で休職した事にした 面倒は起こしたくないんだよ」
「 退職金もさっさと振り込まれて 金額に不満なら言ってくれだって」
ハァハァ・・・
「翔ちゃん・・・キスして」
優しくて甘いキスで呼吸が出来る
「1番キツかったのが・・・割と親しくしていた先生から・・・」
ギュッ
「相葉先生 それくらいの事で勘弁して下さいよ 僕達が悪者じゃないですか。相葉先生だって美人の保護者と仲良くなって 満更でもないでしょ」
ケロッとして卑しい顔で
僕の苦しみは
それくらいの事
「ポジティブでクヨクヨしないと 自分では思っていたけど ・・・心が限界を迎えた」
眠れない 食べられない 人の目が怖い
逃げるように退職した それまでの人間関係全部を断ち切り 親にさえ連絡を取らない
一応 再就職先を用意されていたけど 断って ずっと引きこもっていたら 断った学校の校長先生が何回も連絡をくれてね
前の校長はおおちゃんに熱烈ラブコールしたり 変わり者って言われていたけど
担任も部活も持たなくていい 一緒に働きませんか?って凄く熱心で 僕が落ち着くまで待ちます
本当に半年以上待ってくれて 僕も教師の仕事は好きだから この学校に来たんだ
知り合いもいないし 先生も生徒も熱意なく日々を過ごしてる学校だったから 僕には良かったんだけどね
ニノに出会えた
おおちゃんに出会えた
翔ちゃんに出会えた
本当に感謝してる
続く