昨日、槇原敬之さんのCDの中に、forget me notという尾崎豊さんのカヴァー曲が入っていました。

今までこの曲は好きで、何度となく聞いていましたが、車の中で聴いているうちに、

あることに気付きました。

 

この曲は恋愛の曲です。

片時も忘れてくれるなという、男性から女性に向けた愛の歌です。

 

この曲の物語として

「この世に愛する母を求めて生まれてこようとした男の子が、

愛する母以外の人からの中絶の命令により、

母と子が引き裂かれた物語」

 

と認識しながら、聴いてみてください。

わたしは、その気持ちでその物語でこの曲を聴くモードになってしまい、

買い物帰りの車の中で、涙をこらえるのに必死でした。

 

 

 

forget me not

 

小さな朝の光は 疲れて眠る愛にこぼれて 

流れた時の多さに うなずく様に よりそう二人 

窓をたたく風に目覚めて 君に頬をよせてみた 


幸せかい 昨夜のぬくもりに 

そっとささやいて 強く君を抱きしめた 


初めて君と出会った日 僕はビルのむこうの  

空をいつまでも さがしてた  

君がおしえてくれた 花の名前は  

街にうもれそうな 小さなわすれな草 


時々愛の終りの悲しい夢を 君は見るけど 

僕の胸でおやすみよ 二人の人生 わけあい生きるんだ 

愛の行く方に答えはなくて いつでもひとりぼっちだけど 


幸せかい ささやかな暮しに 

時はためらいさえも ごらん 愛の強さに変えた 


時々僕は無理に君を 僕の形に 

はめてしまいそうになるけれど 

二人が育む 愛の名前は 

街にうもれそうな 小さなわすれな草 


行くあてのない街角にたたずみ  

君に口づけても 


幸せかい 狂った街では 

二人のこの愛さえ うつろい踏みにじられる 



初めて君と出会った日 僕はビルのむこうの 

空をいつまでもさがしてた 

君がおしえてくれた 花の名前は 

街にうもれそうな 小さなわすれな草 

 

 

 

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LIVE  Forget-me-not / 清水翔太 Shota shimizu  

 

https://www.youtube.com/watch?v=AD8NLu8VGuw

 

清水さんのライブバージョンですが、とても素晴らしいです。

 

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昔も今も、

お母さん本人は堕胎したくないのに、親が言うから、若すぎるから、

昔は「間引き」なんという言葉を使い、暮していくのに都合が悪いからと、

色んな理由で生まれる前の子供を泣きながらおろし(殺し)ました。

 

お母さんは産みたかった。でも産ませてもらえなかった。

けれど、子供の魂は、お母さんの気持ちがわかるから、、、

死んでもなお、お母さんと一緒に生きているのです。

 

お母さんを見て、初めて、自分のお母さんがこの人だとわかった日、

この子は、遠くの空を、恋する気持ちでずっと見ていたことでしょう。

 

恋しい、恋人のようなお母さんを想う、子供の気持ちを、

感じてください。

 

 

尾崎さんは、決してこういう気持ちで作った曲ではないということ、承知のうえで、

申し訳ないと思いながらも、でも、恋するような母親への愛は、時も超えて、存在するということを、シェアさせていただきたく、拝借しました。

 

読んでくれて、有難うございました。

感謝いたします。