アメブロで誹謗中傷された際に、相手を特定し損害賠償請求をするまでの手順と費用。 | 私が不倫をした理由

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ヒステリックなモラハラ妻との、まるで地獄のような20年間の結婚生活から離婚までの記録を綴っています。

 アメブロで誰かに誹謗中傷された。

 その人を特定して損害賠償請求をしたいと思った場合、一体幾らくらいかかるのでしょうか?

 

 

 

 amebaは、登録にメールアドレスと生年月日だけしか入力しませんから、ameba自体は個々の利用者の個人情報を持ってはいません。

 

 

 

 ですからまず、対象者の住所氏名を特定するところから始めなければなりません。

 これをするには弁護士を依頼して、対象者のプロバイダに対して、裁判所で発信者情報開示請求の申し立てをしなければなりません。

 

 

 

 請求されたプロバイダは発信者に対し、個人情報を公開しても良いか確認しますが、当然の事ながら拒否するでしょう。

 拒否の場合は、プロバイダは発信者情報の開示を拒否しますので、この場合は裁判に移行します。

 

 

 

 ここでまず、対象者の住所氏名を知る為の、第一の裁判が始まります。

 ではここまでで、どのくらいの費用が掛かるのでしょうか?

 

 

 

相談料:1万/時間

着手金:20万前後

報酬金:10~20万

 

 

 

 対象者の住所氏名を知るだけで、なんと50万円前後の資金が必要となります。

 

 

 

 この裁判に勝訴して、あなたはあなたを誹謗中傷していた人間の、住所氏名を手に入れました。

 

 

 

 次にその情報を元に、相手の人間に対し損害賠償請求を行います。

 これが二回目の裁判となります。

 これにはどのくらいの費用が掛かるのでしょうか?

 

 

 

相談料:1万/時間

着手金:20万前後(一回の裁判につき3万円)

報酬金:経済的利益の10~20%

(※基本的に損害賠償請求をする場合は、その誹謗中傷により営業妨害を受け、金銭的被害を受けた方が行う為、報酬金は経済的利益の%となっています)

 

 

 

 この二回目の裁判にかかる弁護士費用に、さらに50万前後かかってしまいます。

 

 なので、もしアメブロで誰かに誹謗中傷されたとします。あなたはその人を特定し、その人に損害賠償を請求する為には、弁護士費用だけで80万から150万程度かかってしまいます。

 これに加え、裁判費用(勝訴すれば相手に請求出来る)もかかります。

 勝訴して相手に請求出来るのは、裁判費用だけであり、かかった弁護士費用に関しては自分持ちです。

 

 

 

 これだけ苦労して、金も時間もかけて、あなたは自分を誹謗中傷した相手に勝訴したとします。

 では相手からどれだけの賠償金を手に入れる事が出来るのでしょうか?

 

 

 

 これは幾つか、弁護士が質問に回答したサイトを読みましたが、10万から30万程度が相場のようです。(名誉棄損の場合)

 基本的には、行為の違法性や責任、それで受けたあなたの不利益の程度などから決まるので、一円も取れないケースも発生します。

 

 

 

 80万~150万の弁護士費用と時間と労力を費やし、相手から得られる賠償金は、0から30万円です。

 つまり最高額を請求出来たとしても、50万以上の損失が生じるわけです。

 それでも自分の名誉を守れれば良いとお考えになるのであれば、おやりになったらよいかと思います。

 

 

 

 一方「訴えるぞ」と、どなたかから脅されている方は、プロバイダから裁判所へ個人情報を公開しても良いか確認が来ていない場合は、単なる脅しであったと安心する事が出来るでしょう。

 逆に、プロバイダから個人情報を公開しても良いか確認が来たという事は、誰かがあなたの個人情報を得ようと動いている事を示していますので、その場合は、あなたも備えをした方が良いかと思われます。

 

 

 

 

 

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