成瀬です、こんばんは。

関智一『声優に死す 後悔しない声優の目指し方』を読破しました。

前々から読みたかった関智さんの本!!
赤い表紙が何とも言えない「気になるアンテナ」を刺激してきますね…成瀬は見た目に弱い…しかも赤色めっちゃ好き。
本屋で買おうとしてもなかなか(お金を払う)勇気がなく(制作者サイドさま…売り上げに貢献できず申し訳ない…)、今1年越し…いや2年越しくらいかな…で手に取りました。地元の図書館で。
本棚で見つけたときは思わず嬉しくなりました。読みたかったんだもん、本気で。

という訳で借りてきてすぐ読みました⬇
以下感想です。

成瀬が関智一さんの名前を知ったのはサイコパスというノイタミナの深夜アニメからです。(そう考えるとめちゃくちゃ知るの遅い組ですね…)
このアニメがまた私の中で大ヒットしまして、第一期に関しては漫画まで揃えて持っています。第二期も観ましたし、映画も観ました。キャラも良く、世界観や作品自体を愛しています。今の社会に「法」という存在・かたちを問うような、それでいて青春期の刑事成長物語でもあって凄く面白いんですね。とりあえずサイコパスを語るのはこれくらいにしておいて。

こうがみというキャラは、主人公:常守朱の部下であり数々の事件と向き合うなかで、次第に彼女の精神的な鏡となり刑事としてのアイデンティティを形成する要素の一つでもあります。そんな印象的なキャラを演じているのが関智さん。"せきとも"さんというニックネーム的なことも当時の私は全然知らなくて、九葉ちゃんからしれっと学びました。それがいつのまにか国民的なアニメで妖怪役なさってたり、すねてジャイアンの子分してたり…本当にすごいですよ…。サイコパスラジオで宜野座役の声優さんと下ネタトークしてた彼はいずこに…(すぐ話が脱線する成瀬をご容赦ください)。

さて。
この本を読んで思ったこと。
「役者は読んだ方がいいよ」
「声優を目指す子はもっと読んだ方がいいよ」
「ファンとして読んでも大満足だよ」
この3点です。あら、見事にまとまってしまった…。とにかくこの3点が伝わればレビュー書いた意味があると言っても過言ではないでしょう(というくらいの成瀬の自信です)。

成瀬は昨年度ミュージカル役者と脚本・一部スタッフを同時に経験しました。だからこそ、色々勉強になった…想像しやすかった部分もありますが、演じる・演技を支える、この両輪のバランスとチームワーク、これこそが作品への表現力にも直結していると思うことが振り返って多々あります。
また、大学時代に声優を目指す友人・役者を志す友人や先輩の姿にも(一時ラジオ局で番組製作に携わっていたときに)出会うことができました。なにかと私は「表現したい!!」「演じたい!!」「新しいものを作りたい‼」という仲間に恵まれているようです。だから余計に親近感の湧いてくる一冊となりました。

『声優に死す』という本では、関智さんの声優への歴史・人生を振り返りつつ、現実的な現状も同時に記されていて、読者との距離が正確だなーという印象を持ちました。
読者が誰であれ、距離感のとれている本。
…どういうこっちゃ、と思われる方も多いかもしれませんが、言い換えると、読んだ人にとって読みたかったものが返ってくる、知りたかったことの入り口にあるものを手軽に学べるという感覚です。

ぜひ読んでいただきたい1冊です。

成瀬自身もうあと数日後のことですが、
自己PRを書いて面接に臨む機会があり、
本当は胸のうち面接に怯えている部分もあります。
こんな時役者ならどうするんだろう。
オーディションをたくさん経験している方はどう考えるのだろう。
そんな思いもありつつ、ページをめくりました。読書しながら自己の内話を通じて、一つ確かなことを…面接への手がかりを掴むことができました。

多分関智さんの素直な文が私を刺激してくださったんじゃないか…と思いますが…真相はわかりません(笑)

あ、思わず長文になってしまいましたね。
久しぶりだから長く語ってしまいました。

いい本ですよー!!!

またご自分で手にとって読書してみてください。

それでは、皆様、
オ・ルヴォワール❤💙💛