時は緩やかに歩み我を忘れさす

呑み込まれゆく遊民の快感原則

 

忙殺を極めると自我が消失する

囚われの因果の糸が切断される

 

時は一つとして我関せずの顔貌

一刻一刻が過ぎゆくままに過ぐ

 

ありふれたものの中で過ごせば

感情はありふれたまま肥大する

 

異常空間の中で囚われパニック

尋常常ならぬ興奮の果ての狼藉

 

時はあなたの感情を簡単に奪い

籠絡して疲労困憊させる悪魔か

 

然り然らず翻弄される関係の病

時は歩みを止められず進行する

 

時に睥睨し操作し神の手となり

時の歩みを静止して操縦をせよ