追憶は過ぎ去りし物を惜しみ

来たる未来への橋渡しをする

 

思い出したくもない苦い想い

追憶の迫間を揺れる眼差しよ

 

往事を惜しんで蘇り来たれば

つい先程の事のようにしのぶ

 

懐かしきあれこれが泉の如く

次から次に浮かんでは消える

 

愛嬌のある笑顔だったあの人

泣きぬれた悲嘆に暮れた相貌

 

見るもの聞くもののパノラマ

追憶のネジが巻き上げられる

 

愛し懐かしあの頃の出来事が

堰を切って朝食時に蘇り来る