翔side

 
今日は久しぶりに五人での仕事だ
 
だから
ずっと一緒にいられる
 
何かが起こって欲しい訳じゃないけど
何かあっても傍にいれるから
 
それに
 
潤の笑顔を見ていたいから
 
無邪気に楽しむ姿を見ていると
俺まで笑顔になる
 
今も…
 
移動する車の中で潤はご機嫌ににこにこと
いろんな話をしてくれている
 
ベットの中では聞けなかった
昨日の仕事の事も
 
一瞬で通り過ぎる景色の中に
何かを見つけて教えてくれたり…
 
自分一人では気がつかなったそれを知れて
一緒に車窓から眺めたり
 
潤に身体を寄せて
覗くと自然と頬が触れ合い
 
「あっ…」と息を飲むのが分かったけど
知らないふりして外を眺めていた
 
信号で止まりシートに身体を戻すと
 
隣で赤信号の様に
頬を赤く染めはにかんでいる
 
可愛い…
ほんと可愛い…
 
おれのじゅん
 

この瞬間にまた

お前に恋をした…