今回は毎週水曜日に行っている南高井居宅介護支援事業所内研修会の様子をご紹介します。
研修テーマはセクハラ。
合同で行う居宅介護支援事業所和合苑さんから資料が送られてきています。
他事業所との事例検討会・研修会の実施については介護保険請求での加算要件になっています。
これまでも年に数回(特に回数は決まっていないようです)、合同で集合研修を行ったりしてきましたが、
新型コロナ禍ということもあり今日は初めてのオンラインでの検討・研修会となりました。
天真会では新型コロナの感染が広まり始めた頃から、可能な限り会議や研修会などをオンラインに移行しました。
居宅介護支援事業所は全員カメラをつけているんですよ。
複数名の参加になるので画面上はこんな感じに映るんですね。
ちなみに画面上の表示は設定により、話している人だけにすることも
全員表示させることもできます。
前もって配布された資料をもとに議事を進めていきます。
議事の進め方としては、メインとして全体を進行、サブとして指名役をする司会者により進めていきます。
資料にある事例の説明後に質疑応答、そして南高井居宅介護支援事業所からも事例を挙げ、それについて意見交換を行いました。
今回の反省点として、事前に事業所内でその役割分担をしていなかったので、意見や質問、発言のタイミングがうまくつかめなかったことを挙げていました。
また、天真会では各自のパソコンにカメラを着けて活用していますが、事業所によってはこういった環境が揃わず、1台で複数人が一緒に使う、ほかの部署に協力してもらうなどのことが必要になったりします。
今回のテーマはセクハラですが、これまで事業所内ではパワハラについては研修会を行っていたのですが、デリケートな問題ということでなかなか研修を行うことができていませんでした。
それが法改正により、各種ハラスメントについての対策強化が必要になってきており、各市町や厚生労働省のサイトにも資料が掲載されており、活用できるようになっています。
セクハラを受けた時の相談体制やセクハラに対する考え方、対応方法などを整えることも必要です。
うまくかわすことが良しではなく、かわすだけではなくきちんと対応することも大事なんですね。
また、セクハラを受けた時に一人で抱え込んだりせず、必要な時には包括に相談する。
そして利用者の方への周知も大切な対応策の一つとなっています。
ダメなことはダメというのも大事なことなんだということが、資料を読んだり研修を行ってみたことで
よく分かったことでしたとの居宅事業所員の言葉が問題の深さを端的に表しているのかもしれません。
セクハラ問題というのはとてもデリケートで奥が深い問題です。
40分という時間では全然足りず、これからも回数を重ねて研修をしていきますという言葉で締めくくってくれました。