お隣のおばあちゃん | yuwママのブログ

yuwママのブログ

Yahoo!ブログから移行してきました。
2000年交通事故で6歳の次男を亡くし
犯罪被害者遺族として活動しています。

イメージ 1

うちのお隣さんは年配のご夫婦とその母であるおばあちゃんの3人暮らし。
お隣の庭はいろんな木や野菜でいっぱいで
そして毎日くわを持ち、水をやり世話をしてるおばあちゃんがいました。
YUWはおばあちゃんを見つけると
窓越しだったり、わざわざ外に出たりして『おばあちゃ~ん』とよく手を振ってました。

昨年、七回忌を期に、私の活動をまとめた文集をご近所に配ったとき
初めてお隣さんがYUWの思い出を話してくれました。
それまでお隣さんは、YUWの話題はしてはいけない事と思ってたみたいでした。
話が出来てよかったと言ってくれ、私が知らなかった思い出話も聞けました。
あの夏、お隣さんから東京のお土産人形焼をいただいた翌日
YUWはフェンス越しにおいしかったとお礼を言い
『またちょうだいね』と言ったという。
それがYUWとの最後の会話だと。
とても可愛らしい言い方で忘れられないと言ってくれた。

今日はおばあちゃんの告別式でした。
今月1日に90歳を迎えたばかりでしたが
長い人生を終え、浄土へと旅立ちました。
お隣さんになり16年。
もうその時は74歳だったのね。
YUWが生まれたとき、お赤飯を持ってお祝いに来てくれました。
でもそのおばあちゃんより、なぜYUWが先に?・・・と嘆いたときもありました。

みな、90歳だからもういいよね・・・と口にします。
私は人の死を、人生の終わりを、何年生きようと『もう十分』とは思えない。
人の死は悲しい。
おばあちゃん、激動の昭和を生きた90年の人生お疲れ様でした。
YUWを知ってくれてたおばあちゃんがいなくなるのは寂しいです。
もう庭にいるおばあちゃんを見かけることもないのですね。
別れに過剰に反応してしまう私は
昨日から泣きっぱなしです。

そういや私、昭和天皇が亡くなった時もウルッと来ました。