気がついたら、
手術のいすにすわってて、

先生が「終わったよ、」て。

いすに座ったままだったんで、
いつの間に?みたいな不思議な感覚。

で、

よく頑張ったね、て。
とりあえず一段落はついたから、 みたいなことを言われて、

でも先生、
まだ二段落も三段落もあるんですよ、みたいなことを言ったと思うけど、

それでも、一段落はついた。って。

言ってくれて。


で戻っていいとか言われて、歩いて部屋に戻ったのかな?

パパはいすに座ってたかな?

全然分からない。

手術終わったんで、水は飲んでいいのか看護婦さんに聞いたら、

もう飲んでいいし、ご飯も食べますか?ていうので、
別にお腹はすいてなかったけど、時間もお昼だし、
じゃあ食べます、て。

そしたら昨日と同じサンドイッチがきて。






手術が終わった。







ということは、サチコはもうわたしの中からいなくなってしまったんだな、てぼんやり思って、
泣いたらパパに、

「なんで泣いてんの?」って聞かれたから、

「だって、手術、終わったって、、」
ってゆって。それで分かるだろうと。

パパもご飯食べに行ってくるって、外に行って。

その間に看護婦さんが来て、手術代の話をされて、
50万円ちょっと??

えええ…?!!!てビックリしちゃって、

パパが帰ってきてから、聞いてみます、みたいなこといったと思う。


そしてパパが帰ってきて、マックのフルーリー頼んだの買ってきてくれて、

手術代のこと、言いにきたよ、て言ったらパパ聞きにいったのか出ていって、

しばらくして戻ってきて、
50万だって…、、て、言ってた。


悲しさもふっとぶくらいの額に驚いて、
その後先生が来て、火葬の話をされて。

だいたい10~15万だと。


とりあえずそれは頼まずに、
自分たちで火葬は探すってゆって、

でも火葬なんてどこにいったらいいのかも分からないし、
とりあえず役所に電話したりして、

役所がまた仕事ができなくて、
変な電話をまわされたり、

火葬のことを聞くのに、
「死産なんで、胎児なんですけど!!」
「は?」
「死産です、シ・ザ・ン!!」

ああ、それなら業者にゆって~…、、

とか何とか言われて、

母の口から何度もそういう言葉を連呼せねばならん、
その仕組みに腹がたって、

悲しさなんて感じてられなくて、

もう、ぐったり。。