もちろん、占い師の自分も本当の自分の一部ですから「占い師の自分はウソの自分だ」といってるわけではないのですが、何というか、名前を変えると気分のスイッチは切り替わります。
普段の自分だったら「はあ!?あんた何言ってんの!?」みたいな感じになるところが、占い師・天晶のときには「あらあらあら、全然問題ないですよぉー^^」みたいになれるので(しかも心の底から)、名前が人に及ぼす影響って本当に大きいんでしょうね。
普段のわたしを知る友達が、わたしが占い師・天晶として人に接している場面を目撃したら、かなり驚くかもしれません(笑)
なので自己紹介とか本当に困る。
なんせ、冷たいところはオホーツク海の流氷のように冷たいし、温かいところは冬場のコタツのように温かいし、短気なのに気長だし、意地悪でもあれば誠実でもあり、正反対の部分がゴチャゴチャに混在してるので、自己を全然紹介できない。
でもそれは当然かもしれません。
世の中は陰と陽でできていて、光があれば闇もあり、特に人間なんて複雑な生き物なので、言葉で単純に表せるようなものではないです。
占い師をやっていると、たまにお客様から「私の彼は私のことをどう思ってますか?」という質問をいただきますが、それって実は案外難しい質問だったりします。
先ほども書いたように、人間は複雑な生き物なので、シンプルに「好き」とか「嫌い」とかだけでは出ないことが多く、深く読めば読むほど、ある種の矛盾めいた感情が含まれていたりするものです。
たとえば「好きだけどめんどくさい」とか「そんなに構ってほしくないけど心配はされたい」とか(笑)
そういうのあるでしょ、自分にだって!!( ゚д゚)
人生は思いもよらない出来事が起きるし、むしろ、思いもよらない出来事「しか」起きない感じです。
たとえば恋愛なら「好きなのに別れなきゃいけない」ということもあるかもしれないし、逆に何らかの理由により「嫌いだけど結婚しなきゃならない」ということだって起きるかもしれない。
仕事だって、自分はやる気があっても突如クビになるかもしれないし、やる気はないのに昇進することだってあるかもしれない。
自分の人生や自分の心すらよくわからないのに、ましてや他人の状況や心なんてはたから見て理解できるわけはないので、目に見えることだけで吉凶や状況を判断し過ぎないことが必要ですね。
もっとも、目に見えることは事実なので、その事実はありのままに受け入れるしかない。
けれど、その裏に「もうひとつの事実」もあるかも。
他人のことなんて「本人にしかわからない何かがあるんだろうな」というふうに、ちょっと冷めた視点で見るくらいがラクだと思います。
かっぱ!
天晶